麗しき主婦道

主婦er 〜麗しき主婦道〜

【ビオラ】第91回目のレッスンに行く 2時間

2016.1.27

昨日は、久しぶりに「いつものレッスン」だった。

 

「いつものレッスン」というのは、まず、弓の持ち方から始まり、

ボーイング(弓の動かし方)を見て頂いたり、

弾く姿勢をチェック頂くという「基礎訓練」をする。

 

1時間くらい、そういった「基礎訓練」をした後、

エチュード(練習曲)を、数小節見て頂く。

 

1小節、いやいや、1フレーズ毎に

弾き方、移弦の仕方、止まり方、など、一音、一音、

どう弾くかを具体的に教えて頂く。

 

 

ものすっごい地道な作業。

 

 

でも「こういう練習をやりたかったんだよなー」と、

いつも思う。

 

20代は、「交響曲を一年で6曲仕上げる」みたいな弾き方をしていたから、

とにかく譜面づらを追うことにエネルギーを費やしていた。

 

でも、それでは「本当に弾いたことにはならない」と思って、

30代で出産したのを機に、ビオラを弾くことを止めてしまった。

 

5年前、渡部先生の最初のレッスンが終わった後、

先生がして下さるレッスンが、私が求めていたレッスンなのはわかったけれども、

「これから登らなければいけない山」の険しさに眩暈がした。

 

「どうしよう、やるか、やらないかしかないじゃん」と、

駅前のカフェの窓辺で茫然としたことを覚えている。

 

逃げたいと思ったけれど、ここで逃げたら最後、

また、「ただ譜面づらを追うだけの日々」に戻るのはわかっていた。

 

そして、それなら今後の人生でビオラを弾く意味はないと思ったので、

とにかくレッスンを続けることにした。

 

昨日、最初のレッスンの帰りに行ったカフェに立ち寄った。

 

あの日も、冬の日差しで、窓際だけがポカポカと温かくて、

そんな光線の具合を思い出しながら、

「あれから丸5年経ったんだなぁ」と思った。