麗しき主婦道

主婦er 〜麗しき主婦道〜

仕事が続いた理由は友達の存在【我はいつから主婦になったのか?⑤】

2016.2.12

保障のない未来のために、

今、目の前にある幸せを投げ打つようなことに 何の意味があるのだろう?

 

私は、そこまで仕事がしたいのか?

そう自問自答すると、いつも答えは「NO!」だった。

+++

 

そう前回に書いたけれども、結果的に私は仕事を続けた。

 

「何で仕事が続いたんだろう?」と、今更ながらに考えてみて

思い浮かぶ顔がある。

 

Oりんだ。

 

「ほら、ぴかりん、また言っている~!」

 

私が「この仕事を続けていたって、何の意味があるんだろう」的な

後ろ向きなことを言うと、決まって、Oりんに言われたセリフだ。

 

「ぴかりんは、そう言いながらも、絶対に仕事したいんだって。

だから、がんばろう!」と、いつも励ましてくれた。

 

そう言ってもらうと、そんな気がした。

 

あの頃、時間があればOりんに会って、

未来への夢を語ったり、励ましあったり、

そんな時間が最高に楽しかったなー。

 

ライターなんて、グラビアアイドルのようなもの。

 

掃いて捨てるほど志望者はいて、

その中から、実力や人脈、専門性をつけて

自力で這い上がった人だけが、一流誌の特集を任せてもらえる。

 

「この”ライター虎の穴”から、私は絶対に這い上がってみせる」と

常々言っていたOりんは、あっという間に、

一流誌のトップインタビューを書くような存在まで登りつめていった。

 

そんなOりんを横から眺めていて、

「私も特集を任せてもらえるライターになりたい!」

いつしか、そんな気持ちが沸々と湧き上がってきた。