メルマガ「主婦が始める長期投資」バックナンバー

第2回 投資の勉強会に来る人って、どんな人?の巻

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【1】主婦は平日の夜に出かけない
【2】投資の勉強会に来る人って、どんな人? 
【3】年金を自分で作る時代がやってくる
【4】私が金融ビックバンで学んだこと
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【1】主婦は平日の夜に出かけない
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いきなりだが。

自分が興味を持てることが見つかったとして、
「もっと知りたい、学びたい!」と思ったら、 
最初にすることは何?

私は、「ウロついてみる」。
関連のありそうな場所に、
実際に自分の体を運んでみる。

そんな訳で、長期投資に興味を持った私が、
投資の勉強会に申し込んだのは、ごく自然なこと。

が、しかし。

その勉強会は、平日の夜だった・・。

夫に事情を話し、早く帰ってきてもらう算段はつけた。
子ども達の宿題も、夕方、見てやった。
夕食の準備も整えた。

なのに、なのに、湧き上がる背徳感。
悪いことをしている、という背筋がゾクゾクするような
後ろめたさは、何なんだ!

これは、ひとえに「慣れないから」

軸足を家庭に移してから、早10年。
その間、平日の夜に外出したのは、5回未満だろう。
ちなみに、そのうち2回は清水ミチコのライブだ。

「慣れないことをするって、こんなに不安になるもんなんだ」
という気持ちを心に転がしつつ、敢えてフォーカスしない。

「これから投資をしようって女が、こんなところで転んでどうする!」
と、精一杯、自分を鼓舞する。

何とか、玄関から一歩、外に出る。

脱出成功!
家の外に出てしまえば、こっちのもんだ。

【2】投資の勉強会に来る人って、どんな人?
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目指したのは、中野サンプラザ。

さわかみ投信が主催する
「自立して堂々と生きていこう」という勉強会に参加した。

さわかみ投信とは、澤上篤人さんという
カリスマ(もう本当にカリスマ!)
ファンドマネジャーが
立ち上げた投資信託の会社で、
私は、この会社の投資信託を持っている。

7階にある研修室に入ると、
すでに勉強会は始まっていた。

最初の挨拶が終わった頃だったのだろう。
いきなり
「では、周囲の人とお話しして下さい」と言われた。

周囲の人?? 
隣の席の人は、ドマーニ(働く女性向けオシャレ女性誌)
を読んでいそうな小ギレイなお姉さん。

ドマーニさん(勝手に命名)が言う。
「周囲の人が投資を始めているので、私もと焦りだして。
今日で2つ目の勉強会なんですけど、色々回ってみて
よさそうなところの投資信託を買ってみようかと思っているんです」。

前の席に座っていたのは、年の頃、40代。
研究所勤務といった感じの、学究肌っぽい男性だ。

研究所くん(勝手に命名)は言う。
「僕も投資とかやったことなくて。
でも、さわかみファンドは良いと聞いたので、
何となく勉強会にきてみました。こういうのに来るのは始めてです」

え!? マジ!?

な~んだ、安心した!

何なら、「投資信託を買ったことがある」というだけで、
私が一番のベテラン!? と言えなくもない、
ザ・素人、三人集!!

いい意味で、拍子抜けした。

【3】自分の年金は自分で作る時代
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周囲の人と軽いトークをして、
「投資の勉強会に参加する!」的な硬直した気持ちは和み、
スムーズに勉強会に気持ちがシフトした。

もっとも、勉強会といっても
主催者の人は「何か聞きたいことありますか?」というスタンスで
参加者からの素朴な疑問(相当、素朴だった!)に答えるという
形式だった。

勉強会を通じて、一番、心に響いたことをメモしておこう。

それは、NISA制度(少額投資非課税制度)のこと。

「英国では、サッチャー政権の頃から、公的年金の
方向転換を図っています。その一環がNISAなんです」
とは、さわかみ投信の人の弁。

NISA制度は、英国の制度をお手本として日本に導入されたのだが、
英国では、NISAで税金面で優遇することで、
資産形成の自助努力を促してきた。

「英国は、公的年金を老後の最低限の生活保障とし、
それで足りない人は企業年金や個人年金で備えてもらうという
方向が明確」(日本経済 2014年10月6日付記事より抜粋)

日本でもNISAを導入した理由のひとつに、
「自分の年金は、自分で考えて下さいよ」
という行政の意図があるのだと思った。

ちなみに、昨日12月9日(火)の日経朝刊のトップ記事は
「NISA 上限120万円に 子供版80万円で新設」
だった。16年の政府の方針だそうだ。

【4】私が金融ビックバンで学んだこと
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「行政の意図」と書いて思い出すのは、
金融ビックバンのことだ。

金融ビックバンとは、1996年から2002年にかけて行われた
大規模な金融制度改革を指す。

これに伴い、保険業法も見直された。

1998年ころ、駆け出しのライターだった私は、
保険についての記事で、こんなことを書いた記憶がある。

「今までは生命保険は、どこの会社も中身は同じだったので
お守りのように持っていればよかったのです。
でも、これからは、お守りの中身(保険)に差が出てきます」

う~む、隔世の感のある文章だ。

確かに、あの頃は、保険は”自分で選ぶもの”ではなかった。

私はよく知らないのだが
国の規制が厳しいせいで
会社によってさほど差がなかったそうだ。

だからこそ、
GNP営業と揶揄される、(G=義理、N=人情、P=プレゼント)
保険のオバちゃんからの攻勢に陥落して入るもの、
という雰囲気が濃厚な商品だったように思う。

でも、今はどうだろう?

街中に出れば、保険ショップが必ずあり、
”保険は自分で選んで入るもの”という認識は一般に浸透している。

年金についても、今後、同じようなことが起こると
思うのだ。

=続きは、次回!=