=本内容は著作権の問題上、鎌倉投信の了解を得て記載しています=
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【1】鎌倉投信からの手紙
【2】マヌケすぎる
【3】利回りへの影響は軽微
【4】「結いだより」を真面目に読もう
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【1】鎌倉投信からの手紙
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鎌倉投信から、手紙がきた。要約すると、こんな感じ。
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「結い2101」が社債に投資している
「みらい教育研究所株式会社(本社 東京都 立川市)」が
経営継続を断念し、会社を精算する方針であることを確認した。
平成27年4月3日夕刻に経営継続の断念を確認したことを受けて、
翌営業日の4月6日に当該社債の評価額を0円に変更。
この処理による基準価額(投資信託の値段)への影響はマイナス61円、
利回りでマイナス0.37%。
4月20日、同社顧問弁護士から破産手続きの「受任通知」を受領したことを受け
同日付で当該社債の償却処理。
この処理による基準価額への影響はマイナス1円、利回りでマイナス0.00%。
鎌倉投信は、「日本に居住する外国人も安心して医療を受けることができるよう
マイナー言語の同時翻訳機を病院等に普及させる」とする
同社の取り組みに着目して、社債に投資していたが、
結果としてこのような事態に陥り、残念でならない。
支援の継続を断念せざる得ない事態に至ったことについて
受益者の皆様には、深くお詫びしたい
本件の詳細な報告を兼ねて別紙のとおり運用報告会を開催する。
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鎌倉投信のネットでの口コミをチェックしていた時に
「公募投信なのに、株式ではなく社債に投資するのはいかがなものか?」
という意見を見かけた。
鎌倉投信が投資していた社債は、非上場の会社が発行した債券。
株式が買えないから、社債という形で投資しているようだ。
それについて、私は意見を持てるほど知識はない。
ただ、鎌倉投信として、今回の事態をどんなふうに報告するのか?
その1点にのみ、興味があって、運用報告会に参加することにした。
【2】マヌケすぎる
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運用報告会には、30分遅刻してしまった。
理由は、シーツ(寝具)の洗濯が終わらなかったから。
どうして、急にシーツを洗おうと思ったのだろう?
どうして、出発時刻を逆算できなかったのだろう?
そう思っても、時、すでに遅し。
ハッと気がついた時は、
洗濯機に放り込んだシーツは、水の中で洗剤まみれ。
我が家には、シーツが全員分1セットしかない
家には、誰もいない。
洗濯機が終わり、シーツを干してから家を出ないと
今晩、裸の寝具で寝なければならない。
それは、嫌だ!
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シーツについては、上記のような判断をしたものの、
運用報告会に到着して、それを後悔する。
なぜなら、
肝心の「みらい教育研究所株式会社」の話は終わっていたから。
マヌケすぎる・・。
八重洲まで往復で、1時間半あまり。
電車賃は、往復780円。
それだけの時間とお金を使って
肝心の話を聞き逃している自分。
どーなのよ!!!
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休憩時間に、鎌倉投信の人(稲葉さん)に聞いてみた。
「もう”みらい教育研究所株式会社”の話って、
終わっちゃいましたよね?」
(どう考えたって、そうだろう! と、自分で突っ込みながら)
すると稲葉さんは、サラリと言う。
「では、運用報告会が終わりましたら、新井からお話します」
新井さんから、マンツーマンでお話がきける!?
キャーーー、凄くない!?
新井さんとは、鎌倉投信の資産運用部長のことで、
「ガイアの夜明け」
「プロフェッショナル 仕事の流儀」
に出演されるなど投信界のカリスマのひとり。
結論から言うと、新井さんから直接は話が聞けなかった。
運用報告会後、新井さんとお話したい人達がたくさんいて、
会場となった貸会議室の時間オーバーが目に見えていたからだ。
【3】利回りへの影響は軽微
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代わりにお話をしてくれた稲葉さんの話は、こんな感じ。
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今回の倒産の引き金は、資金繰りの悪化。
「みらい教育研究所株式会社(本社 東京都 立川市)」
の取引先(販売代理店)の貸し倒れにより
同社グループ全体で資金繰りが悪化。
それを受けメインバンクが担保の不動産等を競売にかけてしまった。
担保不動産は10数憶で買ったのに、
9億でしか売却できなかったのでより資金繰りが悪化。
メインバンクがそのような行動をとったので
他の銀行も、それに追随、余計に財務体質が悪化。
創業以来、20年黒字でうまくいきすぎていた状態だったので、
財務管理が甘い会社という部分があった。
鎌倉投信としては、今後、
投資先の財務管理能力についてのチェックも
厳しくしていきたい
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こういう話を聞かされれば、
「はぁ、そういうもんですか」と思うしかない。
自分に、質問する能力も知識もないから。
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けれども、私は納得した。
それは、鎌倉投信が
社債への投資枠を決めている
ということを、教えてもらえたから。
現在は50社の投資先のうち、4社が社債での投資。
社債への投資に関しては、
全体でファンドの純資産総額の5%以内にとどめるようにし、
ファンドへの影響を極力少なくするよう分散投資する方針とのこと。
やたらめったら、社債に投資しているわけではない。
また、利回りへの影響は、4月6日時点でマイナス0.37%、
償却手続きが終わった時点でマイナス0.00%。
私達は、10%のリスクまで、新井さんに許しているらしく、
「そりゃ、うまくいかないこともあるさ」という感じがしたからだ。
【4】「結いだより」を真面目に読もう
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鎌倉投信関係の集いに出るのは、
これで2回目だが、同じことを2回感じたので、書いておく。
それは、運用報告会に来る
受益者(鎌倉投信のファンドを買っている人達)が、
“いい感じ”なこと。
質問は、「うん、それ、私も興味ある」的なことを聞いているし
新井さんから回答をもらえば、
「ありがとうございました。納得しました」などと、
誠実な感じで御礼を言う。
友達になれそうな、いい感じの人達が多いのだ。
(ちなみに運用報告会の8割がたが男性だ)
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他にもいろいろ書きたいことはあるが、
長くなるので今日はこの辺で。
運用報告会に行って一番思ったことは
「結いだよりを、もっと、ちゃんと読もう」ということ。
「結いだより」とは、
鎌倉投信ファンドの投資先の会社の情報などがのっている。
ファンドを買っていなくても、
こちらからダウンロードもできる。
http://www.kamakuraim.jp/yuidayori/