麗しき主婦道

主婦er 〜麗しき主婦道〜

【コラム】牛時代の夜明け

2015.6.11

双子がセカンドスクールに行っている。(6月8日日記参照)

 

双子がセカンドスクールに出発すると同時に、

私も近場に2泊3日の旅行に出ていた。

 

旅行から戻ってきて、夫、私、長男で食卓を囲んだ時のこと。

「何、コレ!?」というほど、手持ち無沙汰感が漂っている。

 

わちゃわちゃと空気を引っ掻き回す双子がいると、

賑やかな食卓も

大人が3人なので、シーン・・みたいな。

 

誰からともなく、寂しいね、という言葉が口をつく。

 

「双子が中学生になったら、犬か猫を飼わないと、寂しいね」と、私。

 

でも、それが解決法なのか!? とも思う。

 

長男が生まれた15年前から、我が家には、ずーっと「こども」がいた。

 

「こども」がいなくなるからと、動物を飼えば済む話なのだろうか?

 

もちろん、手持無沙汰感は紛れるだろうけれど、

それでいいのか???

 

昔、「負け犬の遠吠え」という本が流行ったが、

あの本の一節に、

「子どもを産んだ友達は、もはや”人生の意味”とか、

そういった繊細なことを考える必要もなくなっている」

的なことがあったが、深く賛同する。

 

だって、それどころじゃないもん!

 

この15年間、私は牛だった。

イメージとしては、沖縄旅行に行った時に、牛車引いてくれていた牛。

黙々と歩を前に出すだけの日々。

一個人、大げさに言えば人間としてのブレーカーの大半はOFFにして

子育てに集約していた15年間。

 

今回の双子不在で、牛時代の夜明け、の予感した。

 

あと3~4年もすれば、「家の中は全員大人」な空気になる。

 

その時に、私は何をしようか?

もう一度、人生の意味とか考え始めてみようか。