麗しき主婦道

主婦er 〜麗しき主婦道〜

【ビオラ】シベリウスの1番を聞く 1時間

2016.1.11

   シベリウス1

【シベリウスのCDとオケのスコア(総譜)】

 

「それって、演奏会ロスだよ。オケやっていたら、

普通にあることだよ」と、友達に言われた。

 

演奏会ロスとは、演奏会が終わっても、現実に着地できない状態。

 

その友達は、ガンガンに色々なアマチュアオーケストラで弾いている子。

そんな友達でも、演奏会ロスがあるのであれば、

16年ぶりに大好きなブラームスを弾いた私が

しばらく現実に着地できなかった(過去形)のは、仕方ないのかも。

ちょっと、安心した。

 

 

そんなこんなで、お正月休み。

やっと、次の定期演奏会(7月)に弾く、

シベリウスの1番を聴いてみようという気分になった。

 

シベリウスの1番を、私は聴いたことがなかった。

アマチュアのオーケストラで演奏する曲目というのは、

おおかた決まっていて、聴いたことがない曲というのは滅多にない。

 

それだけに、「もし相性が合わなかったら、どうしよう?」と、

怖くて、なかなか聴く踏ん切りがつかなかった。

なにせ、半年間、お付き合いする曲ですからね。

 

 

シベリウスの1番を評して、ある男の先輩が

「現役(大学生)の頃は大好きで、

定期演奏会の選曲会議に推すほどだったのに、

今(40代後半)となると、かえって嫌いな曲だ」みたいなことを

おっしゃっていたけれど、それ、すっごく、わかるーーー!!

 

なにせ、切実。

 

出だしからいきなり切ないメロディーで

『人生とは、いかなるものか?』

みたいなことを訴えかけてくる。

 

大学生だったら、こういう曲に心酔しちゃうだろうし、

40代の働き盛りだったら、この切実さは、ちょっと鬱陶しいだろう。

 

 

そして、40代3児の子持ち主婦が、

この曲とどう付き合っていくか? だが。

 

すごく心を引っ張られてしまうので、

「仕事をしながら流しておく」という音楽ではない。

つーか、私は仕事の時は、いつも無音なんだけれど。

 

問題は、いつ聴きこむか? という点。

やっぱり、曲を聴いて、聴いて、聴いて、

「嗚呼、弾きたい!」とならないと、

練習にとっかかれないのですよ。

 

な~んて、呑気なことを言っている1月中旬。

 

オーケストラの練習開始は3月上旬。

どうやって、自宅での練習を組み立てていくかだよなー。