「月に1回だけ、お店のママやっているから遊びに来て!
絶対だよ、約束したからね」とおっしゃって頂いたので、
社交辞令だとは思いつつ、オズオズと遊びに行ってみた。
異空間だった、そのお店。
海老原さんがお店を評して、「ゴールデン街にあるようなお店」と
言っていたので、まぁ、そんな感じ(適当な説明)。
で。
店内では暗闇でダンスしている人の映像がずっと流れていて、
途中で、それが海老原さん自身だということが判明。
そのダンス映像は、コチラ。
どっかの誰かが踊っているとしか思ってなかったのに、
踊っているのが海老原さんだと知り、あまりの衝撃に思わず聞いた。
「どういうコンセプトで作ったんですか?」
そしたら、「香港のホテルで、シャワーを浴びた後、音楽聞きながら
一人で踊っていたら、窓に自分の姿が写って、ドキッとしたの。
そのドキっとした感じを表現したいな、と思った」
とのこと。そ、そうなんでか。 よー、わからん・・。
その後、海老原さんのカルキンシリーズの写真も見せもらった。
コチラの写真も、海老原さんご自身なんだって。
マコーレー・カルキンからインスピレーションを得て、
彼のフェイスマスクを陶器で作ったそうな・・・。
「窯で焼くんだけれど、何度も、何度も失敗して、
やっとできあがったのが、コレなんだよね」
とか、サラっと言っていて。
「何のために作るんですか?」とか、すっごく聞きたかったけれど、
無粋な気がして差し控えました。
海老原さんの絵は、精巧な工芸品のような佇まい。
そういう「入り口」から海老原さんの作品に入ったので、
パフォーマンス(という分野らしい、こういやつは)は、
全くついていけなかった。それは、いい意味でね。
ファインアート(純粋芸術)に触れると
私は、冷蔵庫掃除がしたくなる。
今朝、ひとりしきり冷蔵庫掃除をしながら、
海老原さんについて考えてみたけれど、
私が持っている文脈では、理解不能なことは確定。
「理解なんか、しなくて良い」というくらいは、わかる。
「冷蔵庫掃除をしたい!」と思うだけの、
何かは受け取りました。 以上、って感じ。