2018.10.4
昨日、「島津有理子アナウンサーが退職し医師目指し医学部へ」という
ニュースが流れていた。
その理由が、神谷美恵子著書の「生きがいについて」を紹介した際「自分の内面と向き合い、幼い頃からの思いを叶えるべきではないかと思うようになりました」とのこと。
昭和31年 8月 V.E フランクフル著「夜と霧」刊行とある。
(現在、市販されているのは、2002年版の新訳である池田香代子訳)
もし、「人生で最も感情を突き動かされた本は、何か?」と問われたのなら、
あれは、かれこれ10年以上前。
故・和多田進さんという、週刊金曜日の初代編集長に勧められて
軽い気持ちで、読み始めた。
落ち着いて本を読めるような環境ではなかったので、
わざわざ地下鉄で大通りまで出て、大通りの交差点の角にある
スタバで読み始めた。
読んでいるうちに、本の持つ世界観に引きこまれ、
どうやって自宅に戻ってきたのか覚えていない。
後にも先にも、本を読んで、あそこまでの状態になったのは
あの時、ただ、一度きりだ。
以来、ちょっと怖くて、「夜と霧」は読めないでいる(おいっ!)
やっぱり多くの人にとって、「語りたい!」と思わせる本なんだろうなぁ。
ユダヤ人精神分析学者が、自分のナチス強制収容所体験を綴った本です。
私は仕事柄、常に参考文献(目を通しておかなければいけない本)がある。
だから、速読くらいの勢いで、本を流し読みすることが多くて
最近、「読書を愉しむ」という心の余裕が、あんまりない。
自慢ですけれど。私、高校時代、図書館の司書の先生に
「君ほど、本を読んでいる子は、いないよ」と
言われたほど、本が大好きだったんだけど・・。
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