麗しき主婦道

主婦er 〜麗しき主婦道〜

ドイツリートを聴きにいく

2019.8.30

昨日は、ドイツリートを聴きに行ってきた。

 

浅田秀子 メゾ・ソプラノ リサイタル NO.19

 

三上かーりん先生を偲んで

シューベルト「美しき水車小屋の娘 -愛しのかーりん」

 

メゾ・ソプラノ : 浅田秀子

ピアノ : 松山優香

語り : 梶取さより

 

三上かーりんさんは、日本でドイツリートに関わりのある人なら

誰もが知っている方だそう。 以下、パンフレットより抜粋

 

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三上かーりん(Katharina Margarete Mikami, 1934.3.28-2019.1.9 )は、

旧姓をLouisといい、ドイツへ亡命したフランスのルイお受けの末裔といわれている。(中略)

 

ミュンヘンの音楽大学ピアノ科で学んだが

「私はfortistではなくpianistです」の口癖が語るように、

テクニックに任せてガンガン弾くピアニストとは一線を画し、

詩情を繊細に表現するドイツ・リート集中シューベルトの伴走を好んで弾いた。

ドイツ滞在中の建築家・三上祐三氏と結婚、 1968年に来日し、音大などで比較文化論に

基づくドイツ・リートの講座を広く開催し、多くの弟子を育てた

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私は、今回の演奏会で初めて、

ドイツリートなる音楽形態を知った。

 

クラッシックはよく聴くものの、オベラは生理的に受け付けなかった。

生々しくて芳醇すぎる・・。聴いていて、全く心地よくないのだ。

だから、「私は歌曲は好きではないんだ」と、思っていたのだが。

 

ドイツリートの繊細なレースのような手触りは、

とても好き! と、思った。

 

一緒に聞きにいった友人は、10年ほどドイツに住んでいたので、ドイツ語が堪能。

その友人は、「歌詞は、とても遊びがあって楽しいよ」と、言っていた。

 

メゾ・ソプラノの浅田秀子さんが、アンコールの曲を説明するのに

「この曲は、実用音楽なんです。生活の中で歌われてきた」

というニュアンスのことをいっていて、「なるほど!」と、思った。

 

私、多分、仰々しい感じの音楽が好きではないのだ。

 

加えて、一番好きな作曲家がブラームス。なので

ドイツ音楽というのが、「性」にあっているというのも大きいと思った。

 

そんなこんなで、音楽の新しい扉が開いた夜でした。