2022.12.23
一年で最も、日が短くなる日が冬至。冬に至ると書く。井之頭公園の散歩が日課だと、日没には敏感になる。早まる一方だった日没が、昨日で底を打った。
今、思えば。「北海道の新築マンション」と「東京の中古の戸建て」であれば、後者が寒いのは当たり前だと思えるのだが。
(北海道転勤から)東京に戻ってきた最初の冬は、寒くて、寒くて。
それが、嫌で嫌で、仕方なかった。
おそらく、多分、きっと。東京に戻ってきたくなかったんだと思う。
北海道の子育て環境が気にいっていた。北海道で、ゆっくりと子育てがしたかった。
それなのに、思っていたより早く(4年)、東京に戻ってくることになり、心の準備ができていなかったんだろうな~。
東京に戻ってきて最初の1年は、ほぼ1年丸々、引きこもっていた。
地の底を這うような気持ちで、東京で最初の「寒い冬」を過ごしていた。当時は、保育園のお迎えの前に、気分転換を兼ねて井之頭公園を散歩していた。
冬至が終わると、日没が、だんだん遅くなる。
それが本当に嬉しかった。
そして、梅の花が咲くのを見て、春の気配を感じた。
東京の磁気の強さに、「こんなところで生きていけない!」と思っていたが、春の訪れとともに、「ここでもやっていけるかも」と、思ったのだったなぁ。
思えば、あの年の「冬至」が、どん底の「底を打った日」のひとつだったのかもしれない。今朝は、そんなことを思い出し、井之頭公園の写真を撮ってみました。
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