学習院輔仁会音楽部 第68回演奏会
昨日は、学習院大学に在籍中の学生の方、つまり「現役」の演奏会だった。
現役・・・って、あなたね。
文章で書いてみて、初めて思ったワ。OBオケでは、いつも、「学生さん」という言葉と同じ意味合いとして使っている「現役」って言葉なんだけど、文字にしてみると、なかなかの重みだわ??
私が所属しているオーケストラは、学習院輔仁会音楽部OB管弦楽団という名前なので、「現役」という言葉は、全くもって正しいのだが、「じゃあ、私達は現役じゃないってこと?」みたいな逆切れ気分になった、なう。←
出だしから、安定の脱線ですが。。。
演奏曲目は、以下の3曲でした。
ワーグナー/リエンツィ序曲
ブルックナー/テ・デウム
ブラームス/交響曲第3番
テ・デウムというのは、合唱と一緒に演奏する演目です。学習院輔仁会には、「管弦楽団」と「合唱団」があって、秋の定期演奏会は「管弦楽団」と「合唱団」合同で行われるため、合唱曲が選ばれるです。
合唱、良かった!
え? こんなに歌っていいもんでしたっけ? というくらい、前頭葉にダイレクトに響く感じで良かった。テノールの方、私は好きな歌い方で佳きでした(好みは分かれるかもしれないけれど)。
ブラームスの3番は、大好きな曲です。何なら、「人生ベストソングを歌え」と言われたら、第3楽章のメロディーを歌ってしまうレベルで好き。(はい、オタク)
なんだが、「若い人たちが弾くと、こんなふうなんだ」と思った。我々「OB」が弾く時よりも澄んだ音で(単にピッチがあっているという話もあるが)、清い感じの演奏でした。
29年ぶりの答え合わせ
今回、私が珍しく現役の演奏会に行ったのは、学生時代に仲良しだった先輩の娘さんが出演する、というところが大きかった。
先輩は、東京ではない地域の旧帝大・大学教授夫人なので、なかなか会うことはできない。ゆえに、今回は、「娘さんの演奏会のために上京された先輩とお茶をした後、演奏会に向かう」という流れでした。
DE。「最後に会ったのはいつか?」と二人で考えてみたところ。
多分、29年ぶり。
「学年も楽器も異なるのに、何で仲良くなったのだろう?」というスタートから二人で考えてみたのだけれども、理由がわからない。更に、29年ぶりの再会。
それなのに、何の違和感もない。それはなぜか? おそらく、似ているから。29年会わなかった間に「自然とやっていたこと」が同じだった件。それは……。
・子供の支援活動
・家計簿
現在、私が心を傾けていること、マンマやないか~い!
子供の支援活動
先輩は、旦那様の留学で海外に行った際、外国人との交流に興味を持ったことがきっかけで日本語教師をやっているそう。そのご縁で外国人児童の支援もしていて、私はギフテッドや不登校の子どもたちが気になっている。まぁ、そんな感じ(雑)。
私は外国人児童の支援について取材や執筆をしたことがあるが、大変な世界だと思った。「大変」という意味は、「取材対象に対して感情移入が甚だしい私だと、心が潰れてしまう”現実”があると感じた」ということだ。
けれども、先輩は、「すごく楽しい」「子供達が(自分と)関わってくれることに心から感謝している」とおっしゃる。「鈍感だし忘れっぽいから向いていると思う」とも。
先輩は、「外国人児童が困っている」という新聞記事を読んだ時に、ソワソワして、「いてもたってもいられなかった」そうだ。
不思議な感覚だよね。。いてもたってもいられないって。
人生において「やること」というのは、自然と自分が知っているのかもしれないと思ったエピソードでした。
家計簿
先輩は、羽仁もと子さんが創設された「友の会」の活動をされていて、今では、家事家計講習会の講師だという。
私も、家計のワークショップを開催しています。
しかも私も、羽仁もと子さんの家事日記を買ってうっとりしていたりするタイプです。(下記参照)
もちろん「友の会」の存在も知ってはいたけれど、「あそこまで丁寧に家事はできないな」という気持ちもあって入会には至っておらず。
でも、HPを「主婦er」と名付けるくらいなんだから、主婦業に関心があるんだと思う。
【結論】
お互いが生きていたかもしれない人生を、お互いが生きている みたいな?
29年ぶりに再会して、今後は旅に一緒に行こうということになった。お楽しみに!(誰に向けて?)
【おまけ】
先輩と出会った頃(十代)の私は、「ぴょんぴょんと飛んでいるイメージで、とても楽しそうだった」とのことでした。