2024.11.7
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弘済園とは、鉄道弘済会(昔のJR)が運営している老人施設。下記の図のように、ケアハウスである弘陽園、特別養護老人ホームである弘済園、養護老人ホームである弘寿園を柱に、デイサービスや三鷹市東部の包括支援センター機能なども持つ施設だ。
「高齢期のお金を考える会」の代表で、日本で最も高齢者施設見学をしているファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんが、「とっても良い施設よ!」とおっしゃっていたので、お祭りに行ってみた。
両親の住む家の近くにあるということもあって、「もし、両親が入居するとしたら?」という視点で施設を見学してみた。
結論、「ここの施設だったら、両親の入居を検討したい」と思った。日を改めて見学を申し込むつもりだ。
何が良かったのだろうか?
一言で言えば、施設全体の”気”が良かった。ここだったら、両親が両親らしい時間が過ごせるのではないか? そう思った時に、「施設選びというのは、学校選びと似ているな」と思った。
学校の雰囲気が「先生」で決まるのであれば、施設の雰囲気は「職員」の方々で決まると思う。私が良いなと感じる学校も施設は、そこにいる「人」が個性豊かだった。管理されている感じがなく、自分の言葉を持ち、自分を生きている。
自分を生きている人であれば、介護をする際に相手のことも尊重できるのではないか? そんな気がした。
私のお目当てはケアハウス 弘陽園だ。(現在は満室で、待機者受付中)
ケアハウスとは、自立した生活が難しい60歳以上の人に生活する場所を提供する施設だ。似たタイプの施設としては「サ高住」がある。
「サ高住」と「ケアハウス」の違いとしては、ケアハウスは自治体の助成を受けているので比較的安価であること、そして24時間職員が常駐していることがあげられる。
弘陽園の場合は、4階に「自立型」の人が住み、2階と3階に「介護型」の人が住んでいる。高齢期の住まいを考える時、「何かあった時にかけつけてもらえる人がいるかどうか」というのは論点の一つだ。同じ建物内に(顔みしりの可能性が高い)職員の人が常住してるというのは大きな安心材料だと思う。
「自立型」と「介護型」の移行が同じ建物内でできるというのも、中高一貫校の付属中学から高校に進学できるような安心感がある。
サ高住(国土交通省管轄)から、介護施設(厚生省管轄)への住み替えとなると、高校受験のような「ハードルが一つある」という感じがある。介護が必要になった際、「行く先が決まっている(イメージができる)」というのはポイントが高いと思う。
気になるお値段は、こんな感じ。一般型(自立型)で月額20万円程度、介護型でも要介護2までなら最大で30万円くらいだ。(要介護3からは特別養護老人ホームの入居資格がある)
有料老人ホームによくある「入居一時金」的なお金も必要なく、入居時には「入居時預かり保証金」だけで大丈夫。入居時預かり保証金は、賃貸物件に入居する際の「保証金」と似たイメージのお金だと思う。(上図参照下さい)
当日はお祭りだったので居室の見学はできなかったが、HPで公開されていたので抜粋をしておきます。
(ケアハウスと似た施設である)サ高住は、サービス付高齢者住宅の略というぐらいだから、ケアハウスの自立型住居の場合、普通のマンションである。
施設紹介のビデオを見せて頂いたが、自立型の人が住む4階からの眺望が素敵だった。「私も、いつかここに住むことがあるのかもしれない」と、ふと思った。費用面、立地から考えて、選択肢としてはあり得る。
施設の共有部は品の良いブラウンで統一され、私好み。
マンドリンは、単体としては聴いたことがあったが、「マンドリン・オーケストラ」だと圧巻だった。マンドリンの調べを聴きながら、「ここに入居するのだったら、ビオラの練習は近くのカラオケボックスかな?」そんなことを考えていた。
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