2024.12.9
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昨日は、私の所属するオーケストラの定期演奏会だった。 うちのオーケストラは年に2回、演奏会がある。 今期は、シベリウスの2番のみに集中させてもらうことにした。
シベリウスの2番、通称シベ2、いい曲すぎる!
もともと好きだったけれども、弾くのは今回が初めてだ。
私は長らく「楽器が弾けない」「曲が弾けない」と、このブログで呟き続けていたが。
それって、「本当に好きな曲に出会っていなかっただけ」なんだと知った。
シベ2は、弾けば弾くほど好きになるというか、「考え抜かれているな~」と、しみじみとしてしまう。そして、「弾き手として、シベ2にアプローチできるだけで幸せ!」そんな気持ちになった。
今回は、「スコアを見ながら音源を聴く」ということも楽しんだけれども、「オーケストラの中で自分が弾く」というアプローチほどは、盛り上がらなかった。
「オーケストラの中で弾けていない苦しみ」<「オーケストラの中で弾けること」
今回ばかりは、オーケストラの中で弾けることに感謝した。
ラフマニノフの2番を弾いて力尽きたり、緑内障の誤診を受けて、「物書きにとって目は商売道具」と思って、譜面を読むことを諦めオーケストラを休団してみたり。
それ以前の話として、のんびりとレッスンしていただけだったのに、2015年にオーケストラに復帰したり。
ほんとーに、いろいろなことがあったけれども。
シベリウス2番が弾けた人生で良かった!
そんなことを、しみじみと思う2024年の秋~冬の練習期間でした。
いとこの敦子ちゃんが見に来てくれて、花束を頂いた。花束って癒されるな~。
先週は高知に出張で最後の練習が出られず。左腕の調子も今ひとつで、「本番弾けなくなったらどうしよう」みたいな爆弾を抱えながら迎えた昨日だっただけに、本日は、本当にほっとしています。
敦子さんのお姉さんの美奈子ちゃんからは、おばあちゃんの着物をほどいて作ったコースターを頂いた。
また、「海外起業女子ハッピーブック」の構成をお願いした谷田さんも来て下さって、絶妙にセンスの良いお菓子、お紅茶、そして私が好きそうなタオルを差し入れして下さった。
どうもありがとうございます!!
オタク・ブログついでに、音楽の説明なんぞをしておきたいのですが。
私が今年ドイツに行った時の聞いたオーケストラが弾くシベ2を例に説明したいのですが。
3楽章の終わりから、有名な4楽章の冒頭に盛り上がり始めるのがコチラ。
舞台の上で、この辺りを弾いている時に、「嗚呼、もう私の人生でシベリウスの2番の本番は、これで最後だなぁ~」(うちのオーケストラで30年ぶりにとりあげたプログラム)なんて思い始めて。
この辺りを弾いている時は、「(自分の曲の仕上がりは)理想とはほど遠いけれども、シベリウスの2番を弾ける人生だったというだけで満足」と思った。
人生が終わる時に、「人生が終わってしまうけれども、〇〇ができたから、満足」 そんなふうに思えたら良いなぁと思った。
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