麗しき主婦道

主婦er 〜麗しき主婦道〜

クリスマスケーキとメサイヤ

2024.12.19

THE CITY BAKERY CHRISTMAS

THE CITY BAKERY CHRISTMAS HPより抜粋

クリスマスは「量」より「質」の時代に突入

かつて我が家は、とにかく「量」が必要だった。

けれども、今年の我が家のクリスマス会参加者は3名。(実家の両親と私) 

夫は出張中、長男は独立し、双子は大学生(24日に不在なことは確認済)である。

予算的に「お取り寄せグルメ的」なものに挑戦できるのではないか? 

・・・ということで、THE CITY BAKERY CHRISTMAS で「ブラックフォレスト」と「ミートパイ」を注文してみた。黄色の〇をつけたものです。

ちなみに、昨日(12月18日)だと、ミートパイは予約分が完売だった。何とか「店舗分割り当て1台」をゲット。もし今年、美味しかったら、来年は早めにスタートを切ろう。

ヘンデルのメサイヤ

杉並公会堂もクリスマス仕様に

その後、パースで公認会計士をしている「りうちゃん」がメサイヤを歌うということで、行ってきた。

え!? ちょっと、メサイヤ歌いたい!!!

「4月から週に1回の練習でメサイヤ歌えるんだったらアリかも!?」 と、わりと真剣に検討しているナウ。

ひとまず、次回、りうちゃんと会う時に、メサイヤのスコアを持ってきてもらうことになっている。

ヘンデル メサイヤより「ハレルヤ」

ハレルヤがスタートする場面

りうちゃんを取材した記事(下記「お金がなくても惨めさを感じない国」参照)、今、再読してみたけれど、いいこと書いてあるので、抜粋しておきます。この頃は、「ふ~ん」って感じだったけど(おいっ!)、いい国じゃん! 

遊びに行ってあげてもよろしくてよ! という気持ちになってきたヨ。> りうちゃん

お金がなくても惨めさを感じない国

―オーストラリアでお金を使うって、どんな感覚なんですか?

もう今年でパース在住20年。確かに物価は高くなったけれど、オーストラリアに住んでいると、「お金がそうなくても生きていけるな」という感じがする。

お金があればあっただけの暮らしもできるし、お金がなくても惨めな気持ちにはならない。

―日本だと惨めな気持ちになる?

なるんじゃない?

たとえば、勝ち組、負け組という表現からしても、そうでしょ。パースは、お金を使わずに楽しめる場所がたくさんあるからね。

例えば、ビーチでバーベキュウ。空気が乾燥していて山火事が多いから焚火禁止なかわりに、市が無料で設置してくれているバーベキュウコンロがあって、ボタンを押せば10分間火がつく。

仲間内で、スーパーで買い物をしてコンロで焼き物をしてお酒を飲んで……というバーベキュウ文化があるんだ。ビール350CC、ワイングラス8分目くらいなら、お酒を飲んでも車の運転はOKだしね。

≪BBQサイト ビーチでバーベキュウは最高≫

「自分が選択したライフスタイル」という意識

―楽しそうな暮らしですね

「お金がないから、お店に行かない」というよりは、「バーベキューを楽しむ」というライフスタイルを自分で選んでいる感じ。

お金がない人達も、負け組として部屋に閉じこもって鬱鬱しているなんていうことはなく、むしろ「ギスギスと仕事をしているお金持ちより、俺たちの方がハッピーだ」くらいのことを本気で言っているよ(笑)。

日本社会は、「お金をたくさん稼げる」ということが重要視されているけれど、オーストラリア社会には、そういう空気感はない。

あくまで、「稼ぐことも、稼がないことも、自分のチョイスである」という感覚なわけ。

人のライフスタイルは尊重するけれど、だからといって人と比べて自分が劣っていると考えることもない。

オーストラリア人は根本的なモノの考え方が違う

―なぜ、そういう空気感の社会なのでしょうか? 国民性? 国の成り立ちは?

オーストラリアという土地は、もともとヨーロッパで軽犯罪を犯した人の流刑地。オーストリアのスタンダードソングの一つに、こんな歌詞の歌がある。

I came upon the prison ship bowed down by iron chains
鎖に繋がれて囚人船にのせられてやって来た。
I cleared the land, endured the lash and waited for the rains
土地を耕し、鞭打ちに耐え、雨を待った。
I am a settler.
私は開拓者だ。
I am a farmer’s wife
私は農夫の妻だ。
A convict then a free man I became Australian
罪に服した後自由になり、オーストラリア人になった。
(Australian song: I am Australian /We are Australian の2番歌詞)

こんな成り立ちの国だから、日本とは、根本的にモノの考え方が違う気がする。

自分のことを誰かと比べて相対的に評価するということをしないし、周囲のことも、さほど気にしない。

そんな国民性の違いは、金銭感覚にも出てくるんじゃない? 僕はパースの価値観の方が楽だと感じるな。

パースは住みやすい?

―何をしているのが楽しいですか?

僕はマラソンをするから、キングスパークを走っているだけで楽しい。

キングスパークは、ちょっと小高い丘の上にあって、我が家から1キロ。ワイルドフラワーがきれいだよ。

≪マラソンしている時の鈴木さん≫

≪キングスパーク≫

―日本食は手に入るんですか?

日本食は、ちょっと割高だけれども、たいていある。

最近では普通のスーパーの一角に味噌やSBカレールーあるし、出前一丁もある。シーフードが美味しいし、野菜も安い。生鮮食料品には消費税かからないからね。

―家賃はどうですか?

オーストラリアは、日本の7倍の面積があって、人口は200万人しかいない。住めないところも多いけれど、北海道をイメージしてもらえると近いかもしれない。札幌でも本当の中心部は家賃が高いけれど、ちょっと郊外に出れば家賃はさほど高くないよ。(執筆者:楢戸 ひかる)

≪会社の窓からパース駅を見たところ≫

私の男友達が素敵な件は、コチラ。