2025.2.9
元・武蔵高等学校中学校の校長であり、現・大妻中学高等学校の校長の梶取弘昌先生が「武蔵の保護者(卒業生・在校生)」向けに、ズームで月1回、音楽講座を開催して下さっています。
昨日の回は「春は曙」がテーマでした。話題になった曲を覚書としてピックアップしておきます。・・・とその前に、音楽講座in武蔵のご案内をさせて下さい。
目次
冒頭にも書いた通り、武蔵音楽講座は月1回、ズームで行われています。参加費は、無料です。
梶取先生の奥様のさよりさんも参加して下さり、毎回、音楽を中心にした様々な話題で1時間半ほどアットホームな楽しいおしゃべりをしています。
武蔵の卒業生・在校生の保護者であれば、どなたでも参加ができます。
ご興味のある方は、私宛にご連絡下さればお繋ぎします。連絡先は、コチラです。
今回の講座で最も印象に残ったことは、「古謡には、ソの音がない」ということでした。古謡の「さくら」のメロディーをビオラで弾いた時に、「何とも心許ない気がした」という話を梶取先生にしたところ、教えて頂きました。
学校で習う「音楽」は、既に西洋音楽の影響を受けている音楽なんですよね…。「古謡の音運びに触れたことがなかった!」ということに気がつきました。
「ソ」って、「ド・レ・ミ・ファ・ソ」という、スケールを弾く時に「辿り着いた感のある音」ですし、「ド・ミ・ソ」の和音には、安定感もあります。
そんな「ソ」がないって一大事!
西洋音楽しか知らない私が、なぜ、古謡が心許なく感じられるのか? が、少しだけ解明できた気がして嬉しかったです。
音楽講座では、感想をメールで送ることになっています。私が送った感想に対して、梶取先生から、こんなコメントを頂きました。
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「さくら」の音階について、音階という考え方そのものが西洋的な感覚なのでしょう。日本の音階が5つの音でできているとよく言われます。
西洋でも古い音楽を辿っていくと、音階は5つの音でできています。
「蛍の光」の原曲は、スコットランド民謡ですが、この音階も5つの音いわゆる「ヨナ抜き」です。「ヨナ抜き」とは音階の4番目と7番目がないと言う意味です。
つまり、「ドレミソラ」の5つの音でできています。この音階は演歌と同じです。こう考えてみると、我々の意識と言うのは、西洋東洋と分かれているのでなく地球規模でつながっているのかもしれません。
今回、梶取先生があげて下さった動画の中に、「春の海」がありました。この曲が「流れているのを聴いたこと」はたくさんあったのですが、「演奏を視覚的にしっかり見たこと」はありませんでした。視覚をしっかり使って見ると、演奏方法などが気になるせいか、印象が違います。日本の古楽器への興味が掻き立てられました。
「お琴を演奏されている方は、男性かしら?」などと私が講座の中で呟いてみたところ、根本さんより「坂田さんから紹介して頂いた」ということでLEOさんについて教えて頂きました。坂田さん、いろんな方向にアンテナ張っていてすごい!
LEOさんのHPは、コチラ。
全く存じあげていませんでしたが、活躍されているアーティストなんですね。しばらくはYou Tubeにハマりそうです。
画像をクリックすると動画に飛びます。
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クラシック名曲 グリーグ 『朝』 Grieg- Morning .wmv
『音楽講座 in 武蔵』の軌跡を目次にしていきましょう。コチラ。
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