麗しき主婦道

主婦er 〜麗しき主婦道〜

高畠邦生のなつやすみ展

2017.8.19

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【ポップな色使いが夏休みらしい】

 

武蔵野市立吉祥寺美術館でやっている(8月27日まで)

高畠邦生のなつやすみ展に行ってきた。

 

高畠さんの絵は、何しろスタイリッシュ!

抜け感がハンパなくて、

海辺をオープンカーでカッ飛ばしているような気分になる。

 

って、私、運転もできなければ、オープンカーも持ってないす。

(どなた様かに突っ込まれる前に言っておこう)

 

とにかく!!

 

彼の絵を見ると、心の中のワクワクが躍動し始める。

 

何でだろう??

 

そのヒントは、彼のインタビュー画像にあった。

 

「ワクワク」と「ウズウズ」。

 

細かい言い回しは違っているかもだけれど、

自分をワクワクさせてくれるものに出会うと

自分の中からウズウズが沸いてくる。

そんなふうにおっしゃっていた。

 

触発されるというのかなぁ??

 

私自身、文章を書きたい! と思う時は

自分の心がワクワクした時だから、

その感じ、すっごくよくわかる。

 

ただ、それが、ひとたび職業となってしまうと、

純粋な、本物の、ワクワクを感じた時だけ文章を書くなんて

悠長なことは言えない。悲しいかな、仕事が回らないからだ。

 

そうなると。まー、そのー、何ていうのかー

嘘っこのワクワクで、文章を「書かなければいけない」時もある。

 

でも、高畠さんの絵は、全部が全部、

本物のワクワクを原動力にして、

本物のウズウズをカタチにしたんだろうな

というのが絵を見て伝わってきた。

 

トルストイが、「芸術とは何か?」という本の中で、

芸術とは、自分が感じたことを何かの符号(絵、ダンス、文章、音楽・・)を

使って、表現したもののことである。

というようなことを言っていた。

 

それを引用して考えるのであれば、

高畠さんが感じた「ワクワク」が「ウズウズ」となった様子が

私の心に、しっかり届いた。

のであるからして。

 

高畠さんの絵は、

芸術という領域にまで昇華されているのだと感じた。

 

見ていて、すごく気持ちの良い絵なので、

皆さまにも、是非!!!とおすすめしたく

休日なのに、ブログをアップしてみました。

 

 

この展示は、パタちゃんの仲良しのお友達の

みちちゃま(パタちゃんがそう呼んでいるので、私も呼んでみた)が

企画をされたそう。

 

みちちゃまは、学芸員さんなのだ。

 

昨年は、「どいかや展 チリとチリリ」展

を企画されていて、それに引き続きの絵本作家さんの展示。

 

今回の高畠さんの展示は、高畠さんにとって

初めての本格的な個展だそう。

 

才能のある作家さんを見つけて、展示を作り上げるって、

素敵な職業だな!