2024.5.17
目次
北海道時代のママ友であるマットさんが、代官山で個展をしているので、行ってきた。 期間は、2024.5.15(水)-5.19(日)。
マットさんはイラストレーターだが、わりと最近、美大の通信コースに8年間通って(卒業して!)、版画の技術を手にいれている。
マットさんは今でも北海道に住んでいるので、北海道から通信ながらも東京の美大に入学し(東京にスクーリングに来たりしていた)、東京で何度も個展をしたりするというパワーを、とっても尊敬している。
冒頭に出した写真の4枚の版画は、春夏秋冬のそれぞれの季節で、主人公が春はかたつむり、夏は白クマ、秋は星、冬はスワンと、全部、何かに乗っている。これも欲しかったけれど、4枚は多すぎるので・・・。
「かめ」と「かたつむり」というスローを象徴するような生き物が、カフェでお茶を飲んでいる版画を連れて帰ってきた。
う~ん、痺れる題材だ。
つまりは、私の日常に必要なメッセージということですね。。。
個展の招待状に使われていた版画。個展の名前は、「7割くらいのはやさで」。この作品も、とっても素敵!!
私はアート作品を買うのが好きなのですが、これまで買った作品は額に入っているものが多く、作品を置いている収納場所が、飽和状態になっておりまして。
「もう、アートは買えないな~」
そんな気持ちにも、なっていました。
春夏秋冬、衣替えをするが如くにアートを取り換えて楽しんでいますが、春夏秋冬全てのシーズンの絵は、持っているといえば、持っている……。
けれども、友人の個展に行けば、「お! いいね」みたいな出会いがあって、連れて帰りたくなるのは、当たり前のこと。
今回、マットさんの版画は、「版画」だけの販売だったので、額は自分で選べる。
そうしたら、クリアーな額(下記参照)の大きめのものを購入して、アートを交換して楽しむこともできそう。
そう思いついて、何だか、とっても、とっても、安心した。
この先の人生で、出会ったアートを連れて帰れないとなると、窒息しそうになる。
「何のための人生なんだ?」と考えちゃうレベルで、人生の軸がズレてしまう感覚がある。
もしかしたら、「アートを手放していく」という作業も、今後は必要なのかもしれない。
個展の前は、このブログでもお馴染みの芳麗さんと脚本家のウコちゃんと、代官山でお茶をしていた。
二人とも、20代の頃から知っている物書き友達なので、話が尽きない。まーじーで、秒で時間が過ぎ去る。
二人とも商業ベースで仕事をしている人だが、「自分としてのクリエイションをしていこう」という意思を持ち続けていて、そこが素敵だと思った。
相手の愚痴や人の噂話といった話題に付き合うことは、人付き合いの通貨として必要だとは思う。けれども、そんな時間を過ごした後は、ぐったりと疲れてしまうことが多い。
一方で、創作物について考え続けている友人の言葉を聞くと、「私は、何を表現したくて生きているんだろう?」という、青臭いが根本的な問いを考えてみようという気力が沸く。
「人付き合いの通貨」を流通させるような交友も大切にすべきだということを理解しつつ、自分が元気になる人付き合いについても自覚的でいたいと思った。
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