麗しき主婦道

主婦er 〜麗しき主婦道〜

妊娠! その時、仕事命の私は・・【我はいつから主婦になったのか?③】

2016.1.15

「妊娠していますね」

お医者さんがエコーを見ながら言った時、

いちばん最初に頭をよぎったのは、仕事のことだった。

 

とっさに

「来週は遠くにロケに行くんです。

つわりがひどくなったら困るんですけど」と言ったことを覚えている。

すでにムカムカは始まっていて、仕事に差し障るのは

何としても避けたい! という気持ちが一番だった。

 

 

結局、その仕事は、途中で不正出血をして降板。

お腹にいた息子の、「僕のことを見て!」という精一杯の叫びだったのだろう。

初めての妊娠ということもあり、

「今後、私は仕事を続けていって良いのだろうか?」という気持ちになった。

 

妊娠中は、つわりがひどく、仕事どころではなかった。

仕事のことは気になりつつ、家で横になる生活。

 

 

私の生活は、激変した。

 仕事中心だったのに、否応なく「妊婦であること」が中心の毎日。

 

お母さんになる私は、こんなに大変なのに、

お父さんになる夫の生活は、何ひとつ変わらない。

 

それが、どうしても許せなかった

 

「妊娠すると、被害者意識100%になるから」と、

友達が言っていたけれど、その通り

 

頭も体の中も不満がいっぱいで、

夫のちょっとした言動1滴が、爆発の引き金になる。

妊娠中は、喧嘩ばかりの毎日だった。