海老原靖さんの踊り ~衝撃のあまり冷蔵庫掃除した話~

2018.8.22

海老原靖さんの個展に行った時、

ご本人とお話しする機会があった。

 

「月に1回だけ、お店のママやっているから遊びに来て! 

絶対だよ、約束したからね」とおっしゃって頂いたので、

社交辞令だとは思いつつ、オズオズと遊びに行ってみた。

 

異空間だった、そのお店。

 

海老原さんがお店を評して、「ゴールデン街にあるようなお店」と

言っていたので、まぁ、そんな感じ(適当な説明)。

 

で。

 

店内では暗闇でダンスしている人の映像がずっと流れていて、

途中で、それが海老原さん自身だということが判明。

 

そのダンス映像は、コチラ。

 

どっかの誰かが踊っているとしか思ってなかったのに、

踊っているのが海老原さんだと知り、あまりの衝撃に思わず聞いた。

 

「どういうコンセプトで作ったんですか?」

 

そしたら、「香港のホテルで、シャワーを浴びた後、音楽聞きながら

一人で踊っていたら、窓に自分の姿が写って、ドキッとしたの。

 

そのドキっとした感じを表現したいな、と思った」

 

とのこと。そ、そうなんでか。 よー、わからん・・。

 

その後、海老原さんのカルキンシリーズの写真も見せもらった。

 

コチラの写真も、海老原さんご自身なんだって。

 

マコーレー・カルキンからインスピレーションを得て、

彼のフェイスマスクを陶器で作ったそうな・・・。

 

「窯で焼くんだけれど、何度も、何度も失敗して、

やっとできあがったのが、コレなんだよね」

とか、サラっと言っていて。

 

「何のために作るんですか?」とか、すっごく聞きたかったけれど、

無粋な気がして差し控えました。

 

海老原さんの絵は、精巧な工芸品のような佇まい。

 

そういう「入り口」から海老原さんの作品に入ったので、

パフォーマンス(という分野らしい、こういやつは)は、

全くついていけなかった。それは、いい意味でね。

 

ファインアート(純粋芸術)に触れると

私は、冷蔵庫掃除がしたくなる。

 

今朝、ひとりしきり冷蔵庫掃除をしながら、

海老原さんについて考えてみたけれど、

私が持っている文脈では、理解不能なことは確定。

 

「理解なんか、しなくて良い」というくらいは、わかる。

「冷蔵庫掃除をしたい!」と思うだけの、

何かは受け取りました。 以上、って感じ。