2018.10.12
「私の履歴書」は、1カ月に一人だから、1年で12人。
政界、実業界、芸術界、学術界と、バランスも良い。
芸術界だと、この間は、松たか子のお父さんが出ていらした。
でも、何といっても印象に残っているのは、小澤征爾の回。
小澤征爾以来(当社調べ)の音楽家とあって
今月は、ちょいと気合い入って楽しく読んでいる。
新聞の切り抜きは、別途、スクラップブックがあるのだが、
ブログに、感想と一緒に手打ちでインプットした方が
後から見るかもなー! と思い、書かせてもらいます。
●
ミハイル・ワイマン先生のレッスンは週3回、
午後4時に始まって10時まで続いた。
(中略)
どの学生も信じられないくらい上手に引く
(中略)
ジョイントリサイタルの前日、
母の送った洋服が届いたと郵便局から連絡があった。
「取りにいきます」と先生に言うと、
「新しい服を着るのと、ひとつでも多くの正しいビブラートを
勉強するのとどちらが必要だと思う」とおしゃった。
私は母への手紙に「本当に良い先生です。
あらゆる点で驚き、尊敬しています」とうれしそうに書いている。
●
とりわけ最後の「ビブラートのエピソード」は、胸を打った。
私、「プロのクラシック音楽の演奏家」の知人、数人いるが、
彼ら(彼女ら)に会うたびに、
音楽に、人生を捧げている。半端ないよね、やっぱ。
そういう人生、羨ましくもあり、一方で怖くもある。
まぁ、時々、演奏を聴きに行かせてもらう、くらいが
私には、ちょうどいいんだろうな。
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