マイノリティの声を妨げるトーンポリシングとは何か

2019.4.23


勝間さんのメルマガに、

「トーンポリシング」という言葉が記載されていた。 

 

「トーンポリシング」という言葉、始めて聞いた。

 

「トーンポリシング」とは、何かを議論する時に

その感情の強さを批判し、その感情に対して批判の矛先を向けて

議論をあやふやにするということらしい。

 

自分がマジョリティ側にいる時、すごく気をつけないといけなと思った。

一方で、マイノリティ側面にいる時は、

いい意味で感情的になってみようとも思った。

 

発達障害の話をする時、時々、私は冷静でいられない。

 

ある時、50代の子供のいない男性が

「発達障害なんて信じない」と、言っていた。

 

その人、元は教育関係の仕事をしていたのに、だ。

 

はぁ? 嘘でしょ? 情報が行き渡らないって、こういうことなんだ!

そんなふうに、その人に対して、私は、怒りを感じた。

 

その感情そのままに、強い口調で批判しそうになったので、

距離をとることにした。

 

彼と会う時に、私は毎回、彼の無知さを思い出して

モヤっとしながらも、自分からそのことを話題にすることはない。

 

んーーー。

 

でも、まぁ、次に会った時には、相手を信じて

「議論」を吹っかけてみようかな?

 

そんなことを思ったりもしたのでした。

 

以下、勝間さんのメルマガ貼り付けておきます。

 

 

こんにちは、勝間和代です。

東大入学式の上野千鶴子さんの祝辞について賛否が相次いでいます。女子学生に対して、これまでは建前上平等だったけれども、これから様々な障害があるよということを話したもので、その障害についても、東大は多様性を中心に応援をするという祝辞だったのですが、私は賛成しかないと思ったら、この内容について、結構批判をする人が多かったのです。

平成31年度東京大学学部入学式 祝辞 | 東京大学 http://krs.bz/katsumaweb/c?c=105197&m=181233&v=91115548

そして、主たる批判としては

「内容はいいけれども、祝辞としてふさわしくないエピソードが多い」

ということでした。ブログや大学の講義ならともかく、祝辞でするべきではないという話です、そしてどうもこのことについて引っ掛かるなと思いましたら他の人から指摘をそれで思い出しました。これはまさしく典型的なトーンポリシングでした。

トーンポリシグは何かというと話し方を取り締まるという意味でして、下記のリンクがいちばんわかりやすいと思います。

「冷静に」なんてなりません!|Erin|note http://krs.bz/katsumaweb/c?c=105198&m=181233&v=1cfb03d2

マイノリティーが声を上げようとすると、その感情の強さを批判し、その感情に対して批判の矛先を向けて議論からそらさせようとすることです。

これまで私も何度もジェンダー問題を話をしようとすると、その場にいた、特に男性から

「そんなにムキになると、あなたが損をするよ」

と言われたものでした。

しかし、それは感情を込めた議論をシャットダウンする手法の一つですので、そう理解しながら私達はそれでも議論を進めていかなければいけないと思います。