2024.1.25
ドイツとフランスで事業をされている飯守篤子さんの本を書かせて頂くことになりました。取材のために、ドイツに1か月滞在します。そんな日々の覚書。
目次
ー このケーキのポイントは?
バタークリームの好きな人が楽しめるケーキ。ネスカフェのインスタントコーヒーの香りがポイントなの。
ー インスタントコーヒー!?
そうよ。ケーキ生地には、うちで淹れたエスプレッソを使っているけれど、バタークリームの香りづけには、インスタントコーヒーを敢えて使うの。
「ネスカフェのインスタントコーヒー」という商品は、ネスカフェ社が全精力を傾けて「珈琲の香りを粉に閉じ込める」ということをやっている訳でしょ?
それを使わない手はない。
(バタークリームの材料である)バターや卵の中に入った時に、インスタントコーヒーの方が強く香りを主張してくれる。
強く香りを主張してくれるから、バターのフィットな香りの中にあっても、負けないの。お客様には、その香りを楽しんで欲しいの。
バタークリームについては、もう一つ。「口にいれた時の溶ける速度」を大切にしている。
バタークリームって、めちゃめちゃカロリーが高い。
成人女性が一日にとってOKなカロリーが2000カロリーだとしたら、その人にとっては、「1食分のカロリーを費やしてでも食べたいケーキ」でしょ?
だからこそ、舌の上で溶ける速度が重要なの。溶ける速度が10秒かかってしまったら、としたら、もう胃袋に行ってしまっている。
胃袋では味わうことができないから、遅いの。舌にあるうちに溶けないと。
(人間の体温である)36度~37度で、何秒後にバターが溶け始めるのか? ベストな瞬間を狙って、バターや卵の配分を考えたりするのが、私、超・大好きなの!
シェフィンからは、「好きな時に、(住居の)下のカフェで好きなもん食べていいから。全部、無料よ」と、言われている。
だが、しかし。
まーじーで、気をつけないと、太ってしまうよなぁと自重している今日この頃です。
2025.1.17 更新
2024.8.5 更新
2024.1.12 更新
2025.3.21 更新
2025.3.19 更新
2025.3.18 更新