不登校の子の多様な学びを、教育課程でどう保障するのか~Unlock Learningのススメ

2026.2.18

小学館「みんなの教育技術」記事

掲題の記事へのリンクは、コチラ (上記画像クリックでも飛びます)

不登校の子の学びを、いかに教育課程で保障するのか

記事にも書きましたが、2025年4月、学習指導要領改訂の資料の一環として、下記の「柔軟な教育課程編成の促進」が公表されました。

花メン(学校に行かない選択をした子のためのフリースクール)の密着取材をしていて感じるのは、不登校の子の「在籍校の温度差」です。花メンはフリースクールなので、「教育課程を修了した」とされるには、日本の法律で認められた学校(いわゆる一条校)に在籍が必要なので、必ず「在籍校」という存在があります。

在籍校の中は、「その子がまるでいないかのように扱っている学校」から、「在校生の(花メンでの)育ちを、とても気にかけている学校」もある。グラデーションというか、いろいろすぎる! バラバラすぎる! 現場に任せっきりすぎる!

その根底には、不登校の子(学校に通えていない子)の存在は、多くの学校関係者にとっては、まだ「イレギュラーなこと」という意識があるのだと思う。

けれども、不登校42万人の今、「イレギュラーなこと」と言っている場合なのか? 不登校は、「レギュラーなこと(当たり前)」という「現実」を直視する段階にきていると思う。

学校外の学びで育っている子もたくさんいる! という事実を私は見てきた。

問題は、その学びを教育課程上、どう評価していくのか? ということの制度上の議論がなされていないこと。つまり、不登校の子どもたちの学びを学校の教育課程の中でどのように位置づけ、どう保障し、どう評価するのか。現場でも、答えが示されていないから、現場での対応がバラバラになってしまうのだと思う。

鈴木秀樹先生(東京学芸大学附属小金井小学校教諭)と、佐藤牧子先生(東京学芸大学附属小金井小学校養護教諭) は、そんな現状にメスを入れる取り組みをされていて、それを記事にしました。佐藤先生の声を記事より抜粋しておきます。

教室の一斉授業に参加できない(すべての)子どもたちに、「教室でみんなと同じようにできない自分が問題」または「学校は自分を認めてくれない」という思いをしてほしくないのです。(中略)子どもたちに「自分に合った学びを選ぶあなたを国も先生方も応援しているし、学校の学びはこれからもっと、柔軟に変わっていく」ということを実感してほしい。

不登校の子の学びを、いかに教育課程で保障するのか。学芸大の取り組みは、今後もキャッチアップを続けていきます。

ギフテッドコンテンツ目次

ギフテッドコンテンツのリンク集を作っています。コチラ。

すべての記事一覧はこちらです