メルマガ「主婦が始める長期投資」バックナンバー

第17回 大富豪から金貨をもらう の巻

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【1】ギリシャで銀行が封鎖
【2】大富豪から金貨をもらう
【3】価値の落ちないものに投資
【4】91点、足りない!
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【1】ギリシャで銀行が封鎖
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先日、大富豪のところに取材に行った。

「お金は殖える性質がある」と教えてくれた、彼だ。
「お金は殖える性質がある」の話については、コチラ

ちょうど取材の日は、ギリシャで銀行が封鎖された日だった。

取材もほぼ終わり、雑談モードになった頃、
大富豪が言った。

「ギリシャで銀行が封鎖になっているけれど、
日本で同じことが起こったら、どうする?」

はっ???

ギリシャの話なんて、全然、興味ないっすけど。
対岸の家事という感じで、自分とは全く関係ない話としか
捉えてませんけど?? と思った。

が。
それをそのまま答えるのも、如何かと思い、
「そうですねぇ、一時は混乱するでしょうけど、
今の貨幣経済を見直す、良い機会なのではないでしょうか?」
と回答してみる。

すると。
「いやいや、そういう話じゃなくて。
じゃあさ、明日、日本の銀行が封鎖されたら、どうする?」
と、彼。

「日本全体がそういう状態なら、
政府が何とかしてくれるんじゃないでしょうか?」
と、私。

「そういうの発想ってさ、
平均点をとっておけば大丈夫ってやつだよね?」
と、彼。

「そう言われてしまえば、そうなんですけど・・。
すいません。本当にギリシャのことについて、他人事としか思っていなくて。
何にも考えていないので、回答の切れ端すら思いつかないんです」
と、私。

日本の銀行が封鎖される。
日本の経済がご破算になる。
そんなこと、一ミクロンも考えたことなかったなぁ・・と、
ボンヤリしてしまう。

【2】大富豪から金貨をもらう
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「金だよ」と、最後は答えを大富豪が教えてくれた。

「金、ですか? 金って、あの純金積立とかの金??」
その時の私には、金という発想が、あまりに唐突すぎた。

「そう、金」
と、彼。

「ダイヤモンドじゃなくて?」
と、私。

「ダイヤモンドは、鑑定をする技術が必要なんだ。
でも金は重さを計るだけだから、素人でも価値を判断できる。
だから、明日、銀行が動かなくなっても、
金だったら、現金と同じ働きをしてくれる」

本気なんだ・・。
ダイヤモンドじゃなくて、
金である理由を端的に教えてくれた様子を見て、
大富豪は、本気で金の価値を信じているんだと思った。

「世の中のお金持ちっていうのは、
面白いこと考えているんですねぇ」
一貫してマヌケな相槌しか打てない自分が情けない。

大富豪はサッと立ち上がって別室に行ったかと思うと、
「金貨です、どうぞ、差し上げます」と、
私に金貨を手渡してくれた。

おずおずと金貨を眺める私に、大富豪は続けて教えてくれた。

「こうやって現物にしておく必要があるんです。
純金積立とかしていてもダメですよ。
それは銀行預金などと同じだから。
その金貨は、今、〇万円の価値と交換できるわけです」

【3】価値の落ちないものに投資をする
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大富豪の事務所は、
白いエプロンをつけた家政婦さんがお庭を掃いていそうな
クラッシックな感じの大豪邸だ。

超・別世界!!!

そこから、洗濯物が散らかる我が家に戻ってきて、
「アレは夢だったんじゃないか?」と感じるのは自然なこと。

けれども、手元には、確かに金貨がある。
夢ではないのだ、と、その金貨を見るたびに思う。

そして、考える。

「価値の落ちないものに投資するという意味で、金投資アリかも」と。

投資の扉を開けてみて、投資のプロの言葉に耳を傾けるようになった。

彼らの多くが言っていることのひとつに、
「価値のあるものに(価値の落ちないものに)、
コツコツと投資をしていくのが
結局、投資の王道である」というのがある。

価値のあるもの(価値の落ちないもの)を見極めるのが難しいんだよなぁ、
それをどうやって見つけていくか? っていうことだよなぁ、
などということを、
最近は考え始めていたところだった。

ところが、どうだろう?
もし、仮に世界経済が破綻したら、
私が価値のあるものだと思っていた投資信託は全て意味がなくなる。

そんなことが起こるとは、
現時点でもあんまり想像できないが
価値が落ちないという意味では、
金というのは最強なのかもしれない。

そう思って、金投資について調べ始めてみると、
なかなか、奥深そう。

ちなみに、金投資も長期投資が基本らしいので、
このブログの方向性としては、間違ってはいない。

【4】91点、足りない!
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大富豪に取材に行くのは、これで3回目なのだが、
毎回、取材の時には、
「何の話ですか?」という事を言われる。

けれども、それは水面に投げられた小石のように、
確実に私の中に「問い」として波紋を残していて
「アレって、どういう意味だったんだろうな?」と、
日々、考えることになる。

その結果、
「アレは、こういう意味だったのかもしれない」と、
数か月、いや年単位で、答えらしきものを発見する感じ。

今回、彼が投げてくれた小石は、
「アナタは、91点足りない」というやつだ。

「アナタは、9点は、もう取れているんですよ」と、
彼が話し始めたのを聞いて、
「10点満点中9点か、あと一歩だな!」
とか思っていた自分が可笑しい。

91点足りないって、どーよ!!!
全然、ダメじゃん。

でも、自分でも薄々は、わかってはいる。
ただ、それと向き合うキッカケが掴めなかっただけ。

そういえば。

今まで金融関係の投資に手を出さなかった理由は
「マネーゲームなんぞにハマってしまったら、大変!
私が一番やるべき投資は、自己投資だ」と、思っていたからだ。

今でも、最大にエネルギーと時間とお金を費やしたいのは
自己投資だと感じている。

なぜなら、それが一番、展開が読めない分、
スリリングで面白いからだ。

=続きは、夏休み明け!=