2016.2.12
保障のない未来のために、
今、目の前にある幸せを投げ打つようなことに 何の意味があるのだろう?
私は、そこまで仕事がしたいのか?
そう自問自答すると、いつも答えは「NO!」だった。
+++
そう前回に書いたけれども、結果的に私は仕事を続けた。
「何で仕事が続いたんだろう?」と、今更ながらに考えてみて
思い浮かぶ顔がある。
Oりんだ。
「ほら、ぴかりん、また言っている~!」
私が「この仕事を続けていたって、何の意味があるんだろう」的な
後ろ向きなことを言うと、決まって、Oりんに言われたセリフだ。
「ぴかりんは、そう言いながらも、絶対に仕事したいんだって。
だから、がんばろう!」と、いつも励ましてくれた。
そう言ってもらうと、そんな気がした。
あの頃、時間があればOりんに会って、
未来への夢を語ったり、励ましあったり、
そんな時間が最高に楽しかったなー。
ライターなんて、グラビアアイドルのようなもの。
掃いて捨てるほど志望者はいて、
その中から、実力や人脈、専門性をつけて
自力で這い上がった人だけが、一流誌の特集を任せてもらえる。
「この”ライター虎の穴”から、私は絶対に這い上がってみせる」と
常々言っていたOりんは、あっという間に、
一流誌のトップインタビューを書くような存在まで登りつめていった。
そんなOりんを横から眺めていて、
「私も特集を任せてもらえるライターになりたい!」
いつしか、そんな気持ちが沸々と湧き上がってきた。
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