2016.2.19
話は前後するが、当初、息子を保育園にいれるつもりはなかった。
仕事もさほどなかったし、
何よりも、柔らかいホワホワの赤ちゃんと一緒にいる時間は
幸せだった。
赤ちゃんと過ごす、穏やかな時間。
ママ友とおしゃべりしたり、
ベビーカーを押して散歩したり。
そんな日々は満ち足りていたし、何の問題もなかった。
「じゃあ、なぜ、保育園に申し込んだのか?」というと、
思いだすシーンがある。
ある日、ベビーカーを押して散歩をしていたら、
保育園の横を通った。
園庭で遊んでいる子たちは楽しそうで
「へぇ、こんな過ごし方もあるんだ」と思っていたら、
保育園の掲示板に「新年度園児募集」の告知があり、
申し込み期日が迫っていた。
青信号が点滅していると、むやみに渡りたくなるのと同じ感覚で
無性に申し込みをしてみたくなったのだ。
フリーランスだから点数が低いし、審査に合格するハズはないと
タカをくくっていたフシもある。
必要書類を慌てて揃えて、申し込みをした。
私の中では、『申し込みをする』ということに意義があったので、
申し込みをしたら満足して、すっかりそのことを忘れていた。