2016.3.4
2016.2.26
の続きです。
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主婦が不在の家庭。
ずーっと昔、女優の大原麗子さんが離婚の理由を
「男が二人いるような家庭だったから」みたいなことを
いっていたけれど、我が家がまさにそんな感じ。
入社5年目の夫は「今は仕事をさせてくれ」と言うし、
私も仕事がしたかった。
当時、マネーライターとしての自分を深めたくて
社会保険を本格的に学ぼうと
TACの社会保険労務士講座に通っていた。
3歳児がいて、仕事をして、さらに資格のための学校に通う。
当然、時間が足りなくて
「ウィークデーは私が家のことをやっているんだから
週末は私に自由にさせて」などと言って、
夫に子どもを預けて勉強をしていた。
夫が休日出勤をしようものならイライラし、
夫が週末出張に行こうものならイライラし、
とにかく、「私の時間」を確保することにやっきとなっていた。
家庭を誰かが守らないといけないのはわかっていたけれど、
自分が折れるのはイヤだった。
夫と張り合っていた。
家庭を省りみることは、
あの頃の私にとって「敗北」でしかなくて、
でも、一番大事な息子のために家庭が大切なのは
百もわかっていて。
支離滅裂な自分の欲望の「落としどころ」が見つからなくて、
家庭と仕事、息子のことを考えると
いつもモヤモヤして、辛かった。
辛かったから、考えないようにしていて、
それは何の解決にもなっておらず。
そんなことを悩むのに疲れると
「私ひとりで悩んでいて、夫は当たり前のように仕事をしていて」
ということが許せなくて、また張り合ってしまう、という堂々巡りを
続けていた。
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