2018.7.9
メインの曲は、チャイコフスキーの交響曲第5番。
通称、「チャイ5」。
でもね。
「思い入れのある曲」というのは、それなりにあるもんですから、
今回は、淡々と練習に取り組んでいました。
今シーズンで一番、思い出に残っているのは、
パートリーダーが泊まりにきてくれて、我が家で練習した時の言葉。
パートリーダーの横で、「独り弾き」
緊張しまくる訳ですよ。ガチガチで、オドオドと弾く私に。
恰好いっす! 先輩!!(って、パートリーダーは入学年次的には後輩だ・・)
でも、そうやって声を掛けてもらったら、
単純な私は、「そうか。好きなフレーズが弾ければいいんだ」と思って
第2楽章の出だしの和声に焦点を絞った。
でも、「ここが弾けたらいいんだ」と思ったら、
気が楽になって、今回は弾くことを楽しめた。
今までは、ずっと、ずっと、ずーーーーーーーーーっと。
「あそこが、弾けない」「ここも、弾けない」などと、
減点法でしか、私は「弾くこと」と向き合えていなかったから、
ある意味、コペルニクス的な発想の大逆転で。
舞台の上で、いつもよりも、周りの音がよく聴こえたのは、そのせいかな?
チャイコフスキーのフルネームは、
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー。(ロシア人です)
「モーツアルトは、才能に人生を潰された」みたいな話を聞く。
あれだけの音楽を世に出すために、
モーツアルトの人生があった、みたいな位置づけね。
でも、ピョートルくんも、なかなか大変な人生だったのでは?
と、弾くたびに思った。
それは、多くの人が言う言葉で、
「メロディーライン」というよりも、もはや「節回し」って感じのソレは、
カラオケ的な感じで言えば、歌いやすいっていうか?
弾いていると、感情が解放される感じがする。
でもさ? 弾くたびに
「作曲してから100年以上経った後、異国の人間である私が弾いて、
これだけエモーショナルになれる曲を、作曲するって、どんな?」と、
ピョートルくんの情動活動が心配になりました。
アンコールでやった、この曲が、心に染みまくり~。
やけに、日本人の作曲家の曲が染みたのは、、
ちょっと、ピョートルくん疲れをしていたのかしら?
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