麗しき主婦道

主婦er 〜麗しき主婦道〜

遺贈をめぐる士業の方との会話

2021.2.2

「楢戸さんは、遺贈については、

どんなふうにお考え?」と、

質問してくれたのは、年上の専門職(士業)の女性、Aさんだった。

 

遺贈・・・ですか?

何も考えていません。

 

遺贈っていうのは、ザックリいえば、

自分が死んだ時に余ったお金を誰に贈るのか?

その贈り先の話である。

 

それは、老後資金の取材の場だったのだが、

あまりに、「斜め上の質問」すぎて、驚いた。

 

だって、老後資金というのは、

最後まで足りるようにするには、どうしたらいいか? が、論点で。

 

余ったお金の贈り先。なんて、考えてみたことも

なかったから。

 

でも、Aさんは、いつも、先の話をしてくれる。

 

その昔。まだ、私が40代になったか、ならなかったかの頃。

「楢戸さんは、定年後の人生について

どんなふうに考えている?」と、質問してくれた。

 

あの時の私にとっては、「定年」という言葉は、

自分の人生に引き寄せて考えるには、あまりにも遠かった。

 

私はその時、子育て真っ盛りで、Aさんは、質問してくれた、その日

「男の子3人なんて、楽しいわね。坊ちゃんたちに」と、

ソーセージをたっぷり持って、わが家に遊びにきてくれていた。

 

でも、あの日、Aさんが質問してくれたことをキッカケに

私は、「定年」というものに興味を持ちだし、シニアライフについて

考えるようになったんだと思う。

 

前置きが長くなりましたが。

下記を読んで、Aさんからの「遺贈」の質問を思い出した。

 

45歳で年収600万円。

堅実に老後資金を貯め続けた女性の「残念な末路」

 

文中より抜粋+++

エリザベスが退職から20年後、85歳のときに亡くなったとすると、13万ドルの資産を使わないことになる。  このとき、エリザベスは13万ドル分の経験を逃してしまったことになる。

+++

 

Aさん曰く、独身のまま人生を終える女性は、

「お金が残ってしまう」ことが往々にしてあるらしい。

 

そうなると、甥っ子の嫁。みたいな人にお金が渡ることもあり

それは、「顔を見たこともない人」だったりするらしい。

 

経験を逃す。

 

なんか、引っかかった。 心しておこうっと! 

 

2月4日追記:これも拾ったので、貼り付けておきます。

 

相続人なく遺産漂流 国へ603億円、少子高齢化時代反映