麗しき主婦道

主婦er 〜麗しき主婦道〜

「話が下手すぎる」と夫に言われた件の考察

2022.1.5

年末年始は夫といる時間が

普段より長いので、必ず喧嘩になる。

 

夫婦あるあるだと思う。

 

喧嘩の「お題目」も、だいたい決まっている。

 

私が話をしていると

「アンタ、話が下手。

何が言いたいのか、全然、わからない」と、

夫がキレ出し。

 

「家庭内で、

理路整然と話をする必要ってある?」

と、私が反論するというパターンです。

 

確かに、私は、思いついたことを

思いついたまま、話している。

 

夫は、「アンタ、それでよく仕事しているよね。

きっと仕事相手は、すげー迷惑だと思う」と、

私の仕事の仕方まで否定してくる。

 

そう言われると、私は「仕事をしている」とはいえ、

「話す時間」の10倍は「書いている時間」の方が長いので

話すのは上手じゃないのかもなぁ~とも思い、心は揺らぐ。

 

が、しかし。

 

仕事は、取材ありきだし、座談会を仕切ることもあるし、

講演会の司会をすることもある。

 

仕事の一環といえども、「話す」場面は多いが

「どうしよう!?」と、困った記憶はない。

 

このような状況から鑑みるに、一概に、

「私は、話すのが下手」と思うのも

自分に対して申し訳ない気がする。

 

そして思う。

 

リモートワークをしている夫の「仕事の会話」を

聞くともなしに聞いていると、

「なるほど、ふつうの会社の人は、

こんなふうに話すのか」と、私は感じるのだ。

 

要は、カルチャーが違うということ。

 

私の仕事の「話す」は、取材メインで、

取材という行為は、相手から滴り落ちる言葉を

お産婆さんのように、大切に大切に受け止める行為なんだと思っている。

 

私がリモートで取材をしていると、

「テンション高いねぇ」と、家族に驚かれる。

 

少しオーバーな言い方をすれば

リアクション芸人のように、

相手が発する言葉を、盛り立てるのが、私の仕事だ。

 

もっと言えば、相手が言葉を発する、

その前にある気持ち。

 

「この人に、話をしてみよう」という気持ちを

サポートするのが取材という行為なのだと私は思っている。

 

と、いつもの如く、話がズレて

仕事論のようになってますが。

 

話をまとめるとするならば。

 

私は、夫に、私の取材時の心持ちのように

話を受け止めて欲しいと思っている。

 

一方で、ふつうの会社に勤務する夫は

「相手に伝わるように話す」という訓練を

知らず知らずにしており。

 

そんな夫にとっては

私の話は、とっちらかりすぎているんだと思う。

 

【結論】

会社員とフリーライターという夫婦の間には

会話に対しての深い溝がある。