2023.9.5
ホームページをリニューアルしました。コンテンツのトップに持ってきたのは、生活術。
2011年に、「なぜ、家事日記を書くのか?」というタイトルのコラムを、私は書いている。
サマセット・モームは「どんな髭剃りにも哲学がある」と書いている。どんなにつまらないことでも、日々続けていえれば、そこには何かしらの観照のようなものが生まれるということなのだろう。僕もモーム氏の説に心から賛同したい。
「走ることについて語るときに僕の語ること/村上春樹」
私も、この説に心から賛同したい。 自分にとっての家事とは何か? といったことを、常に考え続けています。 だからこそ、そこに何かしらの哲学が見つかる。 のではないか? と、思います。
ちなみに。
主婦erの前に、「家事マニア」というブログを書いていました。知り合いから頼まれて、ママ向け媒体に寄稿していたものです。それが、私のブログデビューです。
今後は、「生活について考えるのが、好きだ!」という気持ちを、もう少し煮詰めてみたい。
新しくしたプロフィールにも書いたのですが、「ただ、ただ、自分のためだけに書いていた文章」というのが、山ほどあります。
これらの文章って、誰の目にも触れることはないんだ…。
そう思ったら、何だか文章が可愛そうな気がした…。ライター特有の感覚なのかもしれないが、自分の文章が、多くの人の目に触れ、洗いざらした、くたくたの木綿のようになって欲しい。
「洗いざらした木綿のような、くたくたの文章って、何だよ!」と、我ながら、突っ込みどころが満載ですが。
まぁ、要は、文章実験をしたい、ということだ!
今、仕事として書いている文章は、興味がある分野だけだし、その分野を取材できること、自分のペースで文章を書けること、その環境に、心から感謝している。
けれども、対価を頂く以上、「仕事である」というのは、一つの事実でして。
そういった一切の縛りを離れて、文章を書くことだけに没頭するような、そんな時間を自分に赦すって感じかな。
「いやいや、あなた、毎日、好き勝手、ブログ、書いてましたよね?」と、思う人もいるかもしれない。
うん、それも事実。
でも、もう少し本腰をいれて、「自分の文章」と向き合ってみたい今日この頃です。