2024.1.19
ドイツとフランスで事業をされている飯守篤子さんの自伝を書かせて頂くことになりました。取材のために、ドイツに1か月滞在します。そんな日々の覚書。
目次
料理長が男性の場合はシェフ、女性の場合はシェフィンと呼ばれるそうだ。
「iimoriパティスリー」のシェフィンである篤子さん。従業員の方からは、「シェフィン」と呼ばれて慕われている。
昨日。
夜、自宅で寛いでいると、シェフィンの携帯がなった。
「シェフィン、今、どこにいる? あのね、今日、抹茶タルトをいれている冷凍庫の霜取りをしたんだけど、掃除をした後に、スイッチを入れたか自信がないの。見ておいてくれないかな?」と、従業員さんから電話がかかってきた。
「オッケー、オッケー!」と、二つ返事のシェフィン。
この光景、すごくないですか? 社長に、従業員から「冷蔵庫の電源チェックしてくれない?」と電話がかかってくるのだから。
でも、わかる。
篤子さんが、「あ、いいよぉ~」と心から(←ここが重要)言って、お店(住居の階下にある)に、ちゃちゃっと行って冷凍庫の電源をチェックする姿が容易に目に浮かぶ。
従業員から頼まれごとをする社長、マジ、格好いいっす!
また、別の日。
自宅の玄関ベルが鳴ったので出てみると、かつて働いていた従業員の方。
「クッキーを作ったから、シェフィンに届けにきたの!」と、ラッピングされた手作りクッキーを手渡しされていた。
それも、す・ご・く・な・い・で・す・か?
かつての(←ここが重要)従業員が、手作りクッキーを届けてくれるとか、どんだけ慕われているんだよ。
ギフテッド応援ブックの帯に、花まる学習会の高濱正伸先生が「ギフテッドは安心できる居場所で育つ」という言葉を寄せてくれたけれど。
人が生きていく上で、安心できる居場所。ほど必要なものはないと、ヒシヒシと感じる昨今。
従業員の方に、それを提供できているシェフィン、恰好いいっす!!!
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