2026.3.26

目次
主婦erに遊びに来て下さる方は、タイトルからして「???」だと思うので、説明させて下さい。
ジャン・ロンド―は、フランスのチェンバロ奏者です。まず、チェンバロという楽器が、そこまで有名ではないので、わかりやすい威力でご説明させて頂くと、東京文化会館小ホール他、今回の公演チケットは完売なんです。
知る人ぞ知るというか、古楽の世界のスーパースターよね。
来日プログラムは、ルイ・クープラン。私は東京文化会館小ホールで聴いたのだが、非常灯の電源まで落とすという極限までの徹底ぶりで暗闇を作り出し、まるで胎内いるかのような空間の中で演奏が始まった。
80分。
脳にダイレクトにシャーベットがふりかけられているような刺激を感じていたら一瞬で演奏会が終わっていた。
あれは、何だったのだろうか?
彼の中にある宇宙を呼び出して、私たちの中にある宇宙を共鳴させてくれて、宇宙に行っていたのだと思う。
飯守泰次郎先生の最後のブルックナー4番の演奏を思い出した。

この楽器がいかに素晴らしいのか、パンフレットから抜粋しよう。
ロンド―が前回(2023年)来日したときのこと。彼は名チェンバロ制作家ディヴィっト・レイの初期フレンチ・モデルが日本に一台だけ存在することを知ることとなる。それからというもの、彼は自戒の来日時この楽器をぜひ弾きたいと、毎日のように訴えてきた翌年から開始されるルイ・クープラン全集のCDレコーディングで複数の使用する楽器の一つに、この楽器を選択したいとまで言い出す始末。招聘元中瀬とはまさにこのこと。そこまで言うのならと次回来日時に彼の切なる望みを実現できるよう、奔走することとなった。
いやぁ、いい話だ。クラッシック音楽を趣味とする私ですら馴染みがない「古楽」というジャンルに、これほどまでにファンがつき、これほどまでに奔走する人がいる。
まだまだ日本は捨てたもんじゃない! と、思った。
演奏は極上だった。日本の音楽ファンにもたくさん会えた。気分は上々!
今回の演奏会に誘ってくれたオルガニストの友人と、帰り道、上野駅構内にある「たいめいけん」で一杯飲んで帰った。
テンションがあがった春の演奏会でした。
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