2026.3.10

目次
万年筆の修理に行ってきた。その時に考えたことを記録として残しておく。
結論 万年筆を新調した。【コチラ】
実は、この決断、伊東屋の店頭ではすぐには結論が出ず、銀座の大好きな喫茶店(いつか紹介します)に場所を移して、しばらく考えることにした。「仕事道具としての万年筆をどう持つのか」を、あらためて整理してみたかったからだ。
ライターの私にとって、万年筆は欠かすことのできない仕事道具だ。けれども、それ以上でもそれ以下でもない。特別な宝物というより、毎日使う道具という感覚の方が近い。
本当に365日使う。仕事でも使うし、プライベートでも使う。だからこそ思うのは、コンディションの良い万年筆を2本持っておきたいということだ。(それ以上の数があると、インクが乾いてしまう) いろんな万年筆を使ってきたが、近ごろはLAMY一択だ。
2026年現在、LAMYの価格はこんな感じだ。
サファリ 5,940円~ / アルスター 7,370円~
一方で、修理に出すと2,200円~3,300円程度かかる。納期は店舗修理:3週間ほど
メーカーに戻してペン先交換:3か月
こうして数字で並べてみると、少し考えてしまう。
ペン先のコンディションは、たとえるなら洗面所のタオルみたいなもの。毎日気持ちよく使える状態であって欲しいけれど、ある意味、消耗品なのではないか?
修理に出せばペン先は直る。でも、キャップの「カチッ」という感じや、長年の使用感までは戻らない。
そう考えると、修理して使い続けるより、毎年1本新しいものを買うのも合理的なのではないかと思えてくる。
今回改めて思ったことがもう一つある。私はどうやら、サファリが好きらしい。
アルスターは、少しビジネス仕様だ。たとえるなら、スーツのような感じ。でも、私の仕事は、スーツを着る日もあるけれど、多くは私服だ。
だったら、サファリでいいのではないか。気軽で、丈夫で、そして書きやすい。
56歳になった今、ふと思うことがある。サファリは毎年、限定色が出る。それを「今年はどの色にしようかな」と選ぶ。この経験を、私はあと何回できるだろう?
そう考えると、万年筆は修理して延命させる道具というより、毎年1本、新しい色を楽しみながら使う道具でもいいのかもしれない。
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