2015.9.9
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【1】分配金デビュー
【2】意識の変化
【3】指値をする
【4】気持ちが揺れる
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【1】分配金デビュー
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夏休みも終盤。
いい加減、怠惰な生活にも倦んでいたので、
古新聞を整理することにした。
ポロリ。
新聞の束の中から、茶色い封筒が落ちる。
どうやら古新聞に紛れていた郵便物のようだ。
差出人は、取引のない銀行名。
何の話? 訝しい気持ちで封をあけると、
「収益分配金領収書」とある。
あん?? ……。……。……。
だんだん思考の焦点があってきて、
これが先日、デビュー戦で買った投資信託の分配金であることに気づく。
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第15回 デビュー戦で心折れる 証券会社コト始め2 の巻(参照)
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投資信託は、分配金が出る。
知識としては知っていたけれど、全く腑に落ちていなかった。
もちろん分配金の時期などもノーチェック。
棚からボタ餅のような気分だ。
もらった配当金の額を、
1年間ネット銀行に預けた時の利率と比べてみる。
TOPIX連動型上場投資信託(ETF)が、約3倍。
日経225連動型上場投資信託 (ETF)が、約1.5倍。
悪くない数字だ。
ってか、スゴクない!? と、興奮した。
【2】意識の変化
同じ頃、株式相場がガクンと落ちた。
チャンスだ!
そう感じた自分に、驚いた。
だって、今年の3月時点では、
「投資というのは、
今、現在の私にとってすごくがんばらなければ、できないこと」
だっただから。
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第9回 ピケティとディズニーランドチケット の巻(参照)
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けれども、デビュー戦で
まとまった額の投資信託を買って、意識が変化した。
かわいい子には旅をさせよ。
預貯金だけでは、「お金を閉じ込めているような感覚」が出てきて
「もっと風通しのよい場所に開放してあげたい」と思うようになった。
けれども相場は、空前の上がり調子。
ただ、指をくわえてみているしかなかったのに、
ここにきてガクンと下がった。
【3】指値をする
買いたいと思ったのは、外国株だ。
さわかみ投信、鎌倉投信、先のETは、全て日本株。
ここらで外国株を増やして、ポートフォリオのバランスを整えたい。
ポートフォリオについては、別の機会に改めて書くが、
投資をする時の基本の「き」。
どれくらい基本かというと、
投資前に大手証券会社の担当者さんと面談した1時間半のうち、
話したことの多くは、「ポートフォリオをどう組むか?」だった。
こう書くと、ニュアンスは伝わるだろうか?
●
9月9日現在、指値をしている銘柄は、買えていない。
買えそうで、買えない。
だったら、指値を下げればいいと思うけれど、
この頃合いが難しい。
1回目で株価がガクンと下がった時に、
指値をいれたのだが、下げの波を逃してしまった。
次の下がった波では買えたと思っていたのに、
「30銭届きませんでした」と、翌朝、報告を受ける悔しさよ!
(外国株なので、日本の夜間に相場が動いている)
「チッ!」と舌打ちしたくなるような
乱暴な気持ちが沸き起こった。
【4】気持ちが揺れる
配当金の通知を見た時に、
心の中に、ムクッと“欲”が起きたのを感じた。
そして、指値をして”買い逃がし”をした時の、乱暴な気持ち。
今後、指値で投資信託が買えてでも、みなさい。
きっと鼻息フンフン荒くなって、
俺グレ(俺って、グレート)気分は大変なことになるだろう。
何なんだ? この感情の揺れっぷり!!!!
怖い……。
本能的にそう思った。
今までは、投資という『競技場』をフィールドの外から眺めていた。
それなのに、ふと気がつくと、フィールドに降り立っている。
どうする? 私!
=続きは、次回=
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