2020.10.6
20回目は、失くしてしまった結婚指輪を新調してもらった。
内側には20th Anv.といれてもらって。
21回目は、すし勝に行った。
22回目は、何をやっていたのかな? と日記を調べてみると
夫が北海道旅行中で、私は、「普通の日」を送っていたようだ。
「どんなふうに過ごしたい?」と自問自答したところ、
実家の両親を招いて、家でのんびり食事をしたいなと思った。
山本文緒さんといえば、「恋愛中毒を書いた作家」という印象が
あると思うが、彼女の作品の中では、「結婚願望」が最も好きだ。
20代の頃、周囲の友達は口を開けば「結婚したい」と言っていたが、
私には、さほど結婚願望がなかった。
正確に言えば、周囲の友達のような感じ(心の泉の中から溢れ出るような感じ)での
結婚願望はなかった。
結婚のことを考えると、憂鬱が先だった私にとって、
「なぜ人は結婚するのか?」ということを延々と考え続けている上記の本の中に、
「みんなが、しているから」という言葉を見つけて、とても安堵したものだ。
好きで好きで仕方のない! みたいな気持ちのゴールとしての
結婚でなくても、いいんだ! 的な?
この本の中には、「結婚は、地方で小さな会社を経営するようなもの」
みたいな記述があって。(私の記憶で翻訳されているかもしれない)
要は、地味な営みであるみたいな話だったと記憶しているが、
私の23年間の結婚生活の「成果」としては、
「宴ご飯」を、力みなく作れるようになったことだ。と、思った。
山本文緒さん、好きな作家だったので、今、どんなものを書いているのかな?と
検索してみたら、近況の最後が、2018年3月だった。
大丈夫かな?
私は、山本文緒さんの文体や、思考回路、すごく好きです。
ボチボチとでも、書き続けて欲しいです。
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