麗しき主婦道

主婦er 〜麗しき主婦道〜

23回目の結婚記念日に際して

2020.10.6

【自宅に実家の両親を招いて】

 

週末に、23回目の結婚記念日があった。

 

20回目は、失くしてしまった結婚指輪を新調してもらった。

内側には20th Anv.といれてもらって。

 

21回目は、すし勝に行った。

 

22回目は、何をやっていたのかな? と日記を調べてみると

夫が北海道旅行中で、私は、「普通の日」を送っていたようだ。

 

そして迎えた、23回目の結婚記念日。

 

「どんなふうに過ごしたい?」と自問自答したところ、

実家の両親を招いて、家でのんびり食事をしたいなと思った。

 

 

山本文緒さんのエッセイで、「結婚願望」という名著がある。

 

山本文緒さんといえば、「恋愛中毒を書いた作家」という印象が

あると思うが、彼女の作品の中では、「結婚願望」が最も好きだ。

 

20代の頃、周囲の友達は口を開けば「結婚したい」と言っていたが、

私には、さほど結婚願望がなかった。

 

正確に言えば、周囲の友達のような感じ(心の泉の中から溢れ出るような感じ)での

結婚願望はなかった。

 

結婚 = いつかしなければいけないもの。

 

結婚のことを考えると、憂鬱が先だった私にとって、

「なぜ人は結婚するのか?」ということを延々と考え続けている上記の本の中に、

「みんなが、しているから」という言葉を見つけて、とても安堵したものだ。

 

好きで好きで仕方のない! みたいな気持ちのゴールとしての

結婚でなくても、いいんだ! 的な?

 

この本の中には、「結婚は、地方で小さな会社を経営するようなもの」

みたいな記述があって。(私の記憶で翻訳されているかもしれない)

 

要は、地味な営みであるみたいな話だったと記憶しているが、

私の23年間の結婚生活の「成果」としては、

「宴ご飯」を、力みなく作れるようになったことだ。と、思った。

 

そこか? (自慢です)という、オチですいません!!

 

山本文緒さん、好きな作家だったので、今、どんなものを書いているのかな?と

検索してみたら、近況の最後が、2018年3月だった。

 

大丈夫かな?

 

私は、山本文緒さんの文体や、思考回路、すごく好きです。

ボチボチとでも、書き続けて欲しいです。