麗しき主婦道

主婦er 〜麗しき主婦道〜

栗原類さんに病院の待合室でご挨拶頂いた話

2021.3.22

タレントの栗原類さんと

主治医が一緒なのは、知っていた。

 

主治医といっても、風邪をひいた時に行く感じの

街のお医者さん。みたいなT先生とのお付き合いは

かれこれ、20年以上になると思う。

 

先日、T先生のところに行ったら、

待合室に栗原類さんが、いらした。

 

病院の待合室なんて、プライベートもプライベートな場所だから、

「あ、栗原類さんだ!」とは思ったけれど、声をかけたりはしなかった。

 

待合室にいたのは、私と彼の二人きりで、

私は、いつも待合室で読む本を読んでいた。

 

それは、栗原類さんのお母さんの著作である

 

ブレない子育て 発達障害の子、

「栗原類」を伸ばした母の手記 

 

今、アマゾンでリンクかけるので見たら、

評価がわかれていたけれど、私は、好きです、この本。

 

お母さまはフリーランスで、外国人アーテイストの

通訳のようなお仕事をされているのかな?

 

類さんを連れて外国に住んでいたこともあるようで、

何というか、一本、筋が通った考え方をされていて、

読むたびに背筋がシャンとする。

 

とりわけ、類さんが俳優という仕事を選択するにあたり、

「俳優という職業に対して、レットカーベッドを歩くみたいな

イメージを持つ人もいるけれど、すごく地道は俳優業もたくさんある。

だったら、彼でもやれるのではないか」と考える「くだり」が好き。

 

私の仕事も、「ライターです」というと、

華やかな仕事として受け止めてもらうことがあるが、

一握りの売れっ子以外は、めっちゃ地味で地道な仕事だ。

 

私は、20代の時、8年間くらい新卒で入った会社に勤めていたが、

「ふつう」の「枠の外の人」と扱われる私には、あまり向いてはいなかったと思う。

 

身体も丈夫ではないから、「毎日、通勤」も厳しかったし、

いろんな観点から、ライター以外の仕事の選択肢は考えられない。

 

発達障害を持っていると、

自分の特性(個性)を生かせる仕事をするのが

とても大事だと思う。

 

類さんが俳優業を、「仕事としての候補」として考えた時に、

一般的な人が持つ俳優業(芸能界)のイメージではなく、

実際の俳優業を、お母さんが知っていたのは良かったなぁと思った。

 

「自分の頭で考えた言葉で書いた文章」は、すぐにわかる。

 

「こういうふうに考えて、そういうふうに動いたんだ」というのが

わかるので、毎回、本気で、「へぇ~」と感心しながら、読み進めている。

 

だから、たとえ栗原さんご本人が同じ空間にいたとしても、

あんまり気にせず、その本を手にとって読んでいた。

 

 

やっと掲題に戻って。

 

どこかのタイミングかで、類さんの方から

「母の本を読んで下さって、ありがとうございます!」と、

ご挨拶を頂き、すごくビックリした。

 

なんつーの? わかりやすく言えば、イケメン!?

それも芸能界に入るレベルのイケメンって、

テレビや雑誌の中、つまりは「向こう側」にいる人だから、

その人が、自分に話しかけてくれるとか思わないよね??

 

え? そういう次元の話じゃない!?

 

いずれにせよ、そう話かけてきてくれた

類さんは、とても礼儀正しき青年で。

 

お母さんの子育ての様子を、垣間見た気がした。

 

子供の様子 = 親の子育て。と結びつけられると、

制服のYシャツをズボンに入れることができない息子を育てている私は、

イタタタタ。なんですが。でも、やっぱり、そう思った。

 

「この話、ブログに書いていいですか?」と類さんに聞いてみたら、「あ、全然、大丈夫です」と、おっしゃって頂いたので、書いてみた。