麗しき主婦道

主婦er 〜麗しき主婦道〜

タラバガニと呟く男

2021.8.20

今朝、次男が出かけるのに遭遇し、

玄関先で、「いってらっしゃい!」的な

見送りをしていた時に。

 

次男が、「タラバガニ」と、言った。

 

トーンが、独り言チックだったし、

「前も、似たような感じのこと言っていたな。

あれは、何だったっけ?」と、思い出すのに時間がかかったりもして。

 

タラバガニ発言に、ノーリアクション

だったんだと思う。

 

次男は、私が聞こえなかったと思ったみたいで、

「ねーねー、タラバガニって言ってるんだけど。

聞こえている?」と、聞いてきた。

 

私は、「そうだよね? 言ったよね?

タラバガニって、何かなーって思っていたの」

と、まんま間抜けた返答をしたらば。

 

「行ってきます、って、意味だよ!」

と言いながら、出かけていった。

 

一人、家に取り残された私は

「あれは、次男なりのコミュニケーションの方法だったんだな」と、

遅ればせながら、嬉しく思った。

 

次男を一言で表すならば、我、関せず!

 

一緒に暮らしているけれど、

「私のこと、知っている?」 くらいの

薄い関わりと申しますか。

 

用事がある時以外、全く交信はない。

 

思春期の息子が、母親にまとわりつくのもホラーだが、

「他の息子達とは、もう少し交信しているよなー」とは、思う。

 

そんな次男が、

用事以外で、交信しようとしてくれたのが、

ほんのりと嬉しかった、という話。

 

お出かけ時の発声。別バージョンは、こちら。

「サバ弁当!」と叫ぶ男