麗しき主婦道

主婦er 〜麗しき主婦道〜

三男と洗濯バサミ ~育児日記を振り返りながら~

2023.4.4

育児日誌は、私の人生そのもの

「母親を卒業します!」と、言ってたのに・・。

今、ブログを書こうと思って、ネタを考えてみた。

ネタを選ぶ行為は、夕飯の献立を考える時に、似ている。

冷蔵庫を覗くが如く、心の中を覗いてみて、いくつかある素材から、「コレ!」というのを決める。

で。

今日のネタは、三男の「この家に何年住んでいると思っているんだ!」というセリフを書きたかった。(後述)

えーっと、それって、三男の話じゃん!? まだ、子供の話を書くわけ??

「母親を卒業します!」って、昨日、言ってませんでした? と、自分で、自分に、突っ込む。

でもね。。

私の「書きたい!」の原動力は、「記録しておきたい!」と、イコールだ。

育児日記を書かなくなって久しく、ここにしか、記録場所がないんざんす。

2014年まで書いていた育児日誌

「いつまで、育児日誌を書いていたんだっけ?」と思い、過去4冊の育児日誌を引っ張り出してきた。

2000年~2005年 5年日誌 2000年生まれの長男出産とともにスタート
2006年~2008年 3年日誌 2005年札幌で双子が生まれ、この3年が最盛期
2009年~2013年 5年日誌 2008年に東京に戻ってきた。
2014年~2023年 10年日誌 書きたい! ことが減って、10年日誌に

途中で書くのを止めてしまった、2014年の日記を抜粋してみる。

2014年1月1日
この日記を買う時に「10年かぁ。ってことは、これが最後の育児日記になるんだな」と、思ったら、胸がキュンとした。

2冊目の育児日記を買った時のことを思い出した。育児にドップリと身を浸そうと思って、3年日記を買ったんだったよなぁ。あの頃は、身も心もドップリ育児をするのが、真実だったけど、今はもう違う。

PTAは子どものためにやっていることだけど(筆者注:この年はPTA会長に全力投球中)、PTAを抜けたら、私の育児比率は恐ろしく下がるだろう。

札幌に行ったのが2004年の3月だから、ちょうど10年前になる。あれから今までと同じ年月を過ごしたら、長男は23歳で、双子は18歳になる。 

⇒ 今が、その地点です

ふ~む、年月というのは確実に流れているのだなと、感慨深い。

三男と洗濯バサミ

ようやく掲題です。

昨日、次男が自ら朝食の洗い物をしていたので、私は女優になってみた。

母 : うっそ、すごぉい!!! いや、マジで、すごぉい!!! 

私が大げさに喜んでいるのはバレバレだとは思うが、三男も自ら洗濯を干していた。

が。

欄干にかけてあるタオルが、ただ、「かけてあるだけ」。洗濯バサミで両脇が止まっていない。

母 : あのさ、洗濯バサミで止めとかないと、隣家の庭に飛んで行っちゃったりするよ。

三男が、「あ、そうか」みたいな顔をしたので、「洗濯バサミがある場所、知っている?」と、聞いてみたところ。

三男 :  知ってるよ。この家に何年住んでいると思っているんだ!

「生活者」を育てる

母は、それを聞いて、とっても嬉しかった。生活者としての彼が育っているのを、感じたから。

これの別バージョンとして、お米を研いでおいてね! と、言った時も、こんな返しが。

三男 : 小学生の時から、やってるから、言われなくても大丈夫! 

そうだった…。彼らが私立の中学校に入学が決まり、往復2時間の通学を考えて家事負担を軽減したが。

彼らが小学生の頃は、「洗濯物を取り込んで畳む」ということは、彼らの役目だった。

夕飯の後片づけをして、最後に翌朝分のお米を研いでセットしておくということも、小学生の彼らの役目だった。

家事は、筋力だと思う。そして、「家事筋」というのは、育てないと育たない。

長男が、サクッと我が家を卒業してしまったように、彼らの卒業もカウントダウンの段階に入ってきた。

だからこそ、家事をしっかりする習慣を、大学のうちに身に着けて欲しいと思っている。