麗しき主婦道

主婦er 〜麗しき主婦道〜

映画『共に生きる 書家 金澤祥子』完成試写会

2023.5.10

ご本人・お母さま・監督が登壇

信頼できます、私は翔子を

金澤翔子さんのことは、御存じだろうか? 圧倒的な作品を制作されている書家である。

ダウン症をお持ちなので、そこがクローズアップされることも多い印象だが。

『彼女の作品』と『彼女の障害』

それは分けて考えた方が、良いと思う。

予告編を今、拝見して最も印象に残ったのは、「信頼できます、私は翔子を」という、お母様の言葉だ。

翔子さんが迷子になってしまった時に、警察に探してもらうかどうかの局面。(障害者の方は迷子になったら、警察に探してもらえるそうである。)

お母さまは、「迷子になった時、翔子は自分の全部を使って考えると思う。そんな大事な経験をしているのに、私が警察に電話をしてしまったら、翔子を信じていないことになる」と、お母さまは言う。

「『万が一、〇〇になってしまったら、どうするんですか?』とよく言われるけれど、それを怖がっていたら障害者は育てられない。万が一が起こるのであれば、健常者も障害者も関係ない。だから、『万が一はなし』で、私は翔子を育ててきた」と、お母さまは言う。

教育記事を書くライターとして、最近、思うことは、「有識者の方が『母親の先回り癖』を指摘されていることが多い」と、いうことだ。

それだけ、「問題視すべき事柄」なんだという自覚がある。

その自覚を持って、上記の局面を一人の母親として考えてみた。「私は、翔子さんのお母さまのような判断ができるだろうか?」と。

甚だ、自信がない…。

そして、思うのだ。「自分が心配だから、先回りしちゃうんだよな。結局、私のエゴなんだよな」と。

だから、上記の言葉は、とても印象に残った。

作品は、唯一無二

作品については、文句なく芸術作品だと思った。

映画『共に生きる 書家 金澤翔子』の特設サイトより写真と文章は抜粋

この「風神雷神」の真筆は京都の建仁寺に奉納され、国宝・俵屋宗達筆「風神雷神図屏風」と並んで常設展示されている。天才絵師俵屋宗達の風神雷神と翔子の風神雷神がはるかな時空を経て巡り逢った奇跡の作品である。宗達の風神雷神図屏風を知らずして揮毫したその作品は見事なまでに構図が酷似しており「奇跡の風神雷神」と称されている。

映画の中では、彼女の作品がたくさん紹介されていた。「この作品は、是非、実物を見てみたい!」というものは、実際に足を運んで見に行ってみたいと思う。

天真爛漫

映画を見て最も印象に残ったのは、金澤さんの天真爛漫さだ。38歳の女性だというのに、その存在感には、幼女のようなピュアさがあった。

金澤さんのお父さまは、「1000人に一人しか授かれない大切な子だ」と、彼女の存在を誇りに感じ、慈しみ育てたという。

この映画は、そんな亡き父に捧げられている。

映画は、6月2日から全国公開される。詳しくは、コチラ。

新宿のタイ料理!

試写会は、新宿バルト9で午後7時からだった。夜は滅多に出かけないので、夕暮れ時のネオンを見るだけで気分は高揚した。

今回のお出かけ相手も、安定のパタちゃん。

映画が終わった後、新宿でご飯を食べた。

生春巻きをつまみに乾杯

パタちゃんが好きなえびかつ

パタちゃんとお出かけすると、タイ料理の比率が高い気がするな~。ビルの4階にある、その店は、「新宿の夜」を象徴していて、めちゃ、アガったわ!!!

そして、パタちゃんは、「ママ友」なので、家が近所。

「家の前まで帰り道が一緒」は、マジでポイントが高い。

「夜、出かけるのが嫌い」なのは、夜の電車と夜道が苦手なのだ。友達と一緒なら、両方とも大丈夫!!

相変わらず、本文の最後は本題とはズレた着地です・・。

楽しく思い出に残るイベントとなりました! パタちゃん、ありがとうね!!!