大人の「カタ」つけ

第7回 私の冷蔵庫 ~2022年3月Ver~

2022.3.17

サラダを作り終えると、ホッとする

大人の「カタ」つけの第1回目のテーマは、冷蔵庫だった。そこで私は、「食事を、『日常』と『非日常』に分けて考えることにした」と、書いた。

日常の食事は、栄養補給を目的に作るもの。

そう「カタ」をつけてから、すごく気持ちが楽になった。名前があるような料理をしなくとも、「野菜を出しておけばいいかな」と、思えたからだ。だから、サラダを作り終えると、「献立の柱」が立ったような気分で、すごくホッとする。

ガラスのボールで、彩を楽しみながら作る
ガラスのボールで、彩を楽しみながら作る

サラダには、「豆」や「海藻類」をいれるようにしている。

豆は、圧力鍋で「蒸し豆」を作り、1回分ごとに小分け容器で保存している。「豆を自宅で調理すること」は、生活サイクルに組み込めば難しくない。朝、豆を洗ってボールにつけておき、夕食の準備の片手間に圧力鍋で3分蒸すだけだ。 

豆のストックは、「一財産」
豆のストックは、「一財産」

冷蔵庫のミッションは、「野菜が使いやすいこと」

どうやら私にとっては、野菜を食べることが重要のようだ。だから、私の冷蔵庫は、「野菜が使いやすいこと」が、最優先事項だ。

パレットに絵具を並べるみたいに野菜を並べるのが好き
パレットに絵具を並べるみたいに野菜を並べるのが好き

また、野菜にひと手間加えておくと、サラダ作りは、楽になる。たとえば、玉ねぎ。私は生の玉ねぎがサラダに入っている触感が好きなのだが、「さらし玉ねぎ」は、ひと手間かかる。けれども、軽く水にさらした玉ねぎをマリネにしておくと、すぐに使える。この写真は、「お酢・オリーブオイル・カレー粉」の組み合わせ。「お酢・オイル・塩コショウ」が基本だが、黒酢や甘酢など酢の種類を変えるだけでも、玉ねぎのマリネの表情はガラッと変わって楽しい。

100均で買ったビンに漬け込んでおく
100均で買ったビンに漬け込んでおく

扉を開けて、「ピカーッ!」が大事

ようやく冷蔵庫の「本体」に辿り着いた(笑) 「本体」に対してのこだわりは、あまりない。いや、こだわりは、ひとつだけあるか‥‥‥。確か清水ミチコさんだっただろうか。「冷蔵庫を開けたら、『ピカーッ!』と明るいのが好き」とおっしゃっていて、それに強く賛同だ。「ピカーッ!」最優先だと保存容器はガラス製の「WICK」をチョイスすることが多い。そして、冷蔵庫の「照明」の前には、なるべくモノを置かないようにしている。

ビジュアル重視の「本体」
ビジュアル重視の「本体」

冷蔵庫「本体」の常備品としては、納豆6パック、めかぶ6パック、豆腐2丁卵、じゃこ、みそ。そして、チーズとバター。茅乃舎出汁は、みそ汁用の「減塩」と「和風味」「洋風味」の3種を常備している。

それぞれ「定位置」を決めて、クオカで買ったストッカーで整理している。「定位置」は、「景色」だ。買い物に行く前に冷蔵庫を覗いて、間違え探しのように「景色」が違うものをA4の紙に書き出す。

ドアポケットは、こんな感じです
ドアポケットは、こんな感じです

調味料は、ドアポケットに入るだけ

ポケットの方を、少し詳しく説明してみよう。調味料については回を改めて語りたいのだが、結論から言えば、2022年3月現在は、「料理の『さしすせそ』があればいいかな」という気分になっている。「さ」はお砂糖、「し」は塩、「す」はお 酢 、「せ」はしょうゆ、「そ」はみそのことだ。

オプションの調味料は、揃えだすとキリがない。調味料をアレコレと試した、長い長~い時代を経て、今は、ポケットに入っているもので、コトは足りる。ただし、これを書くので写真を見て気がついたが、酢の種類が豊富ですね。。。。「すっぱいもの」は、毎食、必ず献立に入れるかもしれない。

ポケット上段
ポケット上段

わが家の料理の基本は、和食。次に作る機会が多いのが、なんちゃって中華系。二段目の左側の調味料は、なんちゃって中華系の時に登板する。調味料を見ると、「自分が普段、何を作っているのか」を、省みる機会になる。洋食はほとんど作らないので、洋物の調味料は「使い切りサイズ」を買うようにしている。「使い切りサイズ」の調味料は、適度に「外の味」のテイストも醸し出してくれるので、(滅多にしない)洋食メニューと相まって、「外食気分」を味わえるような気がする。

ポケット下段
ポケット下段

「私の冷蔵庫」の「カタ」2022年3月現在

1)サラダを作り終えると、ホッとする

2)扉を開けたら、「ピカーッ!」と明るいのが大事

3)オプション調味料は、ドアポケットに入るだけ