2019.1.28
翌朝である今、吉祥寺のスタバで思い出すのは、
市川海老蔵のキリリとした男っぷり。
彼が舞台に出てくるだけで、ぐっと場が引き締まるし
「見得」のひとつ、ひとつが、腑に落ちる。
勧玄くんも、血筋のなせるわざなのか、
小さいながらも、彼が舞台にいるだけで空気が変わる。
それから、衣装も素晴らしかった。
花道のすぐ脇の席だったので、着物がよく見えて
「贅を尽くす」とは、こういうことなんだと感じた。
小道具も舞台装置も、お囃子も、年期が入っていて
「様式美の極み」みたいな舞台芸術に、あっという間の4時間だった。
興奮冷めやらぬ今は、あの伝統芸能を守るために
歌舞伎観に行って、お金を落としてこなきゃ! って思っている(笑)。
1990年代、一瞬、歌舞伎を嗜もうと試みたことがあったが、
当時、(多分)イヤホンガイドがなくて、
行くまでの勉強が大変で断念したことがある。
イヤホンガイドがないと、
全然、何やっているのかわからないのは、
私だけじゃないよね???
●
今回、歌舞伎に誘ってくれたのは学生時代の友達。
私の母校はコンサバティブな校風で、
若い頃は、それが相当、息苦しく感じた。
でも、年齢を重ねた後、彼女たちに会うと
机の引き出しにしまい忘れていたロレックスを見つけたような
そんな気分になる。
昨日は、歌舞伎の後、帝国ホテルのラウンジで
お茶をして、「お嬢さん気分ごっこ」を楽しんてみた。
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