麗しき主婦道

主婦er 〜麗しき主婦道〜

次男の高校卒業式 ~キリスト教の学校で学ぶ~

2023.3.20

暁星高校 第75回卒業証書授与式

家庭的な校風に、随分と助けられた

暁星学園と聞いて、どんなイメージを持ちますか? 

私は、おぼっちゃま学校だと思っていました。長男の時は「我が家は、お呼びでない」と、学校見学にすら行きませんでした。

けれども、長男の同級生で、敬愛するクレバーママ友の御子息が暁星学園に通っていた。

クレバーママに、「とっても、いい学校よぉ! 学校説明会だけでも、一緒に行かない?」と誘って頂いたのが、暁星学園とのご縁の始まりでした。

【結論】
家庭的な校風の中で、守られている安心感があった。暁星でなかったら、自由人(糸の切れた凧のような人)な次男を育てること、もっと、もっと不安だったと思う。

部活の先輩・後輩との仲の良さ、保護者同士のお付き合いの濃さ…。まさに「家庭的」という表現がぴったりの温かな校風に、本当に助けられました!

キリスト教の学校で学ぶということ

個人的には、卒業式の前に行われたミサに、感動した。クリスチャンではないので、普段、キリスト教に触れる機会はないのだけれど……。

息子が6年間、キリスト教の学校に通い、その精神に触れていたというのが、嬉しい。キリスト教のエッセンス、1摘くらいは、彼の中に入ったかな? (笑)

卒業証書には、こんなふうに書いてあった。

あなたは本校でよく努力し所定の過程を終了しましたのでこれを証しあわせて神の豊かな祝福を祈ります。

祈りかぁ・・と、背筋がシャン!と、伸びました。

双子の次男と三男、全く異なる卒業式

次男の卒業式は、ミサからスタートして、一貫して厳粛だった。桐朋の卒業式とは、全く異なる雰囲気…。

そんな、「卒業式の在り方」を巡り、兄弟で言い合いが始まる。

三男】 桐朋の卒業式、最高だったでしょ?
次男 お前、盛り上げる役してないだろ? ただの観客だろ? 雑魚だな。

三男】  俺は確かに盛り上げ役ではない。でも、今は、校風の話だろ!
次男  暁星の卒業式は、バシっとしてっからな。決める時は、きちんとやる方が恰好いいんだよ。(← 次男が、こんなことを言うのが笑える)

だんだん、わりとガチ目の喧嘩となり始める。挙句、母のジャッジを二人で求めにきた。

双子 お母さんは、どっちの卒業式がいいと思った?

母 どっちがいいとかって話は、できない。ジャンルが異なっているってこと。両方の学校とも、それぞれに、最高に素敵だったよ。

個性を補完してくれる学校

息子三人が、異なる校風の私学・中高一貫校に通った。そして、思うのだ。受験の結果は、縁なのだと。その子に最も合う学校に、ご縁を頂くものなのだと。

双子の「中学受験体験記」を、3人の息子が大変お世話になったアテナ進学ゼミのHPに寄稿させてもらった文章がある。そこから、一部を抜粋をしたい。

三人三様の学校に通うということ

ドラマチックな合格発表から、はや2週間。入学者説明会も終わった今、あらためて思うのは、「我が家的には、これがベストの受験結果だったんだ」ということだ。

双子は「武蔵不合格」という体験を得て、武蔵生である兄ちゃんに対しての尊敬が深まったようだ。この体験は、今後の兄弟関係に良い作用がある気がしている。自由人の次男は家庭的なミッション・スクールの暁星で。慎重な三男は、自由闊達な桐朋でのびのびと。それぞれの個性を補完して頂けそうな学校にご縁ができたことを、嬉しく思う。

全文は、こちらです。「こころ」を育ててくれたアテナでの学び

中学受験が終わった時に、ほのかに感じていた 「それぞれの個性を補完して頂けそうな学校」という 予感は、見事に的中した。

ご縁に導かれた学校での六年間を見守ることができて、母は、本当に本当に幸せでした!!!