麗しき主婦道

主婦er 〜麗しき主婦道〜

more than 失踪

2021.7.12

意訳 : 失踪するよりは、マシ。

 

発達障害系の専門用語で言えば、

「過集中」の傾向がある私は、

よく言えば、一所懸命になりすぎる。

 

過集中というのは、

「注意の分散が上手にできない」というイメージ。

 

いわゆる「ふつう」の人は、そもそも。

一つのことに集中しつづけていることの方が、難しい。

 

適度に、「ま、いっか」が、できる。

 

注意を切り替えることが

自然に(自分で意識しなくても)できるのだ。

 

けれども、私は「ま、いっか」が

「ふつう」の人ほど、自然にはできない。

 

これ、「真面目」とか「一所懸命」という感じに

見えたりもするので、悪いイメージがないかもだけど、

本人は、なかなかに辛い。

 

ここのところ、一所懸命案件が、重なった。

 

そんな時期、主婦er会議があったので、シンさんに

現状を語り、「疲れた」と、ポロっと言ったら。

 

「俺だったら、失踪する。

失踪すればいいんだよ、そんなの」と、言われた。

 

そして、再度、念を押すように

「ぴかりんは、失踪すべきだ!!」と、彼は、言った。

 

シンさんは、普段、すごく淡々とした人だし、

シンさんとは、十年以上のお付き合いだけれど。

 

彼が、私の目をしっかりと見て、大切なことだという

意識で、何かを伝えてくれたのは、初めてで。

 

そっか、失踪か。

私の辞書には、なかったな、と、思った。

 

そもそも、シンさんという人は

感情が希薄な感じの人というか。

 

感情があるのかな? って感じの人で。

 

これ、書き方が難しいのだけれど、

彼に会ったことがある人ならわかると思うけど。

(って、このブログの読者様の99.9%が会ってない・・・)。

 

まぁ、いーや、そこら辺はおいといて(雑)

 

とにかく、シンさんが親身な感じで私に感情を向けてくれた

ことは今までなかったので(私調べ)、強く印象に残った。

 

自宅に戻ってきて、夫に

「今日、シンさんに失踪した方がいいと言われた」と伝えると、

夫も、「本当だよ。アンタ、何でも真面目にやりすぎ」と、言っていた。

 

社会人として失踪するというのは

いかんせん、問題があるので(当たり前)。

 

おそらく、たぶん、きっと。

自分が設定するラインが、意味なく高いんだと思う。

 

more than 失踪。(失踪するよりは、多くやっている)くらいのラインに

心を置いておくこと、今の私には、大切かなと思った。