麗しき主婦道

主婦er 〜麗しき主婦道〜

大学受験「共通テスト直前5日間」母の手記 ~息子は双子~

2023.1.9

今年の1月、「共通テスト」「直前」「親」といったキーワードで検索をしていました。

同じような気持ちに方に向けて、非公開にしていた記事を、公開することにします。

ちなみに、本日は、2023年12月4日。受験というのは、喉元すぎれば・・という感じで、もう遠い昔話になっています。

【双子の息子の進学先は、以下に決まりました】

次男 慶応大学経済学部
三男 一橋大学商学部

5日前 1月9日(月)

朝8時半現在、二人とも起きてこない…。

「共通テストの朝は、家を6時に出る必要がある」と判っていて、「朝型の生活をしようね」と、毎日、毎日、声掛けを続けてきた。

けれども、結局5日前の本日まで、「朝、全然、起きられない生活」が続いている。起床は、だいたい8時くらい??

「どうしたものか」と、心底、思うが。

「この5日間の記録を書いて、受験が終わった時に公開しよう!」と思うと、俄然、元気になる母。根っからのライター気質だと、我ながら。

5日前の朝ご飯は、こんな感じ

二人分の食事を並べたものの、誰も起きてこない静かな食卓

そして、ようやく起き出してきた次男は、超・寝不足な顔。

母 : アンタ、寝てなくない?
次男 : そうだけど。

この期に及んだら、体調の調整して欲しいんだけど! それも、「母が、そう思う」というだけで、最終的に彼らが判断することだ。

ヤキモキするが、仕方ない。

三男に至っては、徹夜 ⇒ お風呂に入って寝落ち。から~の、朝5時に起きた父に「発見」されて、布団に入っていた。

5日前は、まだ、共通テストに対しての「態勢」全然、整っていません!!!

4日前 1月10日(火)

只今、9:36分。 今朝4時の時点で次男が眠っていなかった。慌てて、「寝て!」と声をかけるも、布団に入っても眠れなかったらしく、寝た様子もなく午前6時半を迎える。

フルバージョンの朝食を用意するも、「食欲ない」といって全く手つかず。

学校に行くというので、「バナナだけは食べて!」と、悲鳴のような声をあげて言ったら、何とか食べた。

昨日も似たような感じのことをしており、テスト4日前にして、風邪をもらわないかが、気が気ではなく、午前4時に次男を「発見」して布団に戻ったまま、眠れない。

もしも・・・という悪いことばかりが頭に浮かび、そんな自分を止められない。

仮に。共通テストで熱を出したとしても、それは、それで彼の人生なのではないか? 今年、それでうまくいかなかったら、私学の受験までに作戦を練ればいい。

うん、「ぐるぐる」もそこまで思い至ったら、随分と気が落ち着いてきた。

「ストレートで東大に」と思っているから、こんなにプレッシャーがあるのであって、じーじ(私の実父)は東大を目指して2浪して、結局、慶応に進学した。

けれども、それが、「じーじの人生にとって最善だった」

会社で出世をしたじーじは、「慶応大学が、世の中で一番いい大学だ。慶応大学に行くと、社会に出てから楽だ」と、言い続けていた。

現役を引退した後も、三田会のお付き合いを楽しんでいる。

本気で、「慶応教」の信者なのだ。

「だから、あなたも無理に東大でなくて大丈夫だから」という話を、次男の枕元で自己満足だけれど話して聞かせた。

親の私が、まずは落ち着こう。うん、それしかないではないか。

そもそも。次男は出願をしていないようで。出願用の写真も撮影していないようだ。

写真について調べてみた。(遅い)

まだ間に合うのだから、今日、封筒を買いにいけばいいだけの話ではないか、と、自分で自分を落ち着かせる。

3日前 1月11日(水)

昨日は 自分でも「病んでるな」と思うレベルでおかしかった。

次男が朝食を全く食べないので、「イチゴのジャムトーストだったら、手をつけるかしら?」などと、朝食メニューを変更することを考えている自分に、「これ、おかしいわ」と思った。

朝食は、私の人生のプライドをかけて、和食だったはずなのに、ここで子供に媚びて、どうする!!

でも、「心の軸がブレて、あれこれやり始めようということ自体が、もう間違いだな」と、気づけただけ良しとする。

長男にラインしてSOSを求める。

今朝、次男は6時に起きてお風呂に入って、ご飯を食べて、一休みした後、8時半に出動。三男も、7時に起きて9時すぎには出動。

二人とも元気そうだし、深く考えないのが一番だ。

2日前 1月12日(木)

今日も二人は9時まで寝ていた。ここまで来ると、「下手に母の自己満足で彼らに何かを言ったところで、ペースが狂うだけだな」と、腹が据わる。放っておこう。

三男は、9:26に起きてお風呂に行く。ロフトで寝ている次男に、「9時半だから、声をかけたよ」と言っておく。でも、ロフトからは、ピクリとも反応はない。(後から、この時点で、次男は出かけていたことが判明)

中学受験の時は、私が生活リズムを管理できたので、絶対に午後10時までには寝かせていた。

朝は6時に起こして‥と、「母が理想とする受験生の生活」を、作り込みできた。

でも、中学受験でお世話になっていた宮本先生は、こんなふうにも言っていた。

「朝型にならなくても大丈夫です。子どもって、遠足の日は、興奮して早起きするでしょ。それと同じで、受験の日は、朝、起きられますよ」

まぁ~、そんなもんなんかもしれないな。今から思えば、「中学受験、何であんなにピリピリしたんだろう」と、思うもの。

「ところで、この記事のタイトルは、どうしよう?」と、「共通テスト」「母親」で検索を書けてみる。

上位にあるのは塾の先生や受験のプロが書いた、「共通テスト前の母親の心構え」的な記事だ。

しからば、この記事の「売り」は「母親による手記」だな、と、ここでもライターモードが発動する。

もし、私が原稿を書かない人種だったら、自分の中だけで、「心配を発酵」させてしまい、発狂する局面だよな~、コレ!と、思う。

この記事を読んで下さる読者様へ(おそらく共通テスト直前期の子供がいる母親)
あなたみたいな心持ちの方が、受験生の数だけいるんですよ~!

と書いて、長男の時は、私は全然、心配していなかったことに気がついた。

まぁ、昨日あたりから、次男、三男に対しても、「なるようになれ~!」モードだけれども。

笑い話をひとつ。

今、ロフトで寝ているとばかり思っていた次男が、背後から、「どけ、どけ~!」と言いながら、登場。

母 え!? あんた起きてたの?
次男 コンビニで受験料を支払ってきた。

あ、そうですか‥と、彼の服装を見て、笑う。

「昨晩、街角の写真機で撮影した受験用の証明写真」と、同じ姿だったからだ。(写真の残りが、彼が出願書類を作った私の机の上に錯乱していた)

昨晩お風呂に入らず、そのまま寝た。⇒ 今朝も着替えずにコンビニまで行った。

昨晩から、着替えてないんか!

まぁ、それぐらいのことはする人です。彼のお風呂問題については、コチラ。

そんな彼が証明写真を撮影する前に、散髪に行っていた!!!!

昨日が「出願書類用の写真を撮るデットライン」。

昨日、ボッサボサのジャングルのような髪の毛で家を出て行ったので、「あの髪の毛で撮影か! でも、ある意味、彼らしいな」と思っていたので、嬉しい誤算です。

1日前 1月13日(金)

昨日 、双子は、ずっと家にいた。聞けば、昨日で塾は終わりだったらしい。うん、そうだね。2日前あたりに塾を〆るって、感染予防の観点からするとアリだわ。

で。二人は、二人とも昼すぎまでダラダラとしている。うん、ここで一度、気を緩ませるの大事だよね・・・と思ったり、思わなかったり。

ここまで来ると、なるようにしか、ならないと思う。

そうね、最もキツかったのは、5日前から3日前くらいかもしれない。

今日は、二人は8時くらいに起きたのかなぁ? 少しダラダラして、10時現在は、塾の自習室に行っている。

私の今日の課題は、仕事をしすぎないこと。

夕飯(つくね団子鍋の予定)をゆっくり作れるように、早めに買い物に行けるようにする。明日、朝、彼らを送り出すということに力を使えますように。

共通テスト1日目 1月14日(土)

今日、何時に起こして、何時に朝食を準備して、何時に家を出るかは、事前に息子達に予定を聞いていた。

三男は、5時半起床、そこから入浴をして、6時に朝食、6時半に家を出る。

次男は、6時に起床、そこから入浴をして、6時半に朝食、7時に家を出る。

そう決めていて、三男は自分で5時半に起きてきた。三男がお風呂から出て、6時になったので、次男に「おはよう」と、声をかける。全く起き出してこない。

次男には、いつも、やきもきさせられる。

たとえば、三男は、昨日、「早めに寝るように」という長男のアドバイスを守り、午後8時には帰ってきた。

三男が帰ってくるやいなや、「〇〇(次男)は、12時まで塾で勉強するって言ってた。あいつ、最後までバカだな」と、言う。

もう、本当にバカだーーーー。(絶叫)

彼は外ではラインが見られないので、長男に相談の電話をいれる。

数回、呼び出したけれども出ない。仕方がないので、相談内容をラインで打っていると、長男がコールバックをしてくれた。

「次男が12時まで帰ってこないっていうの!」と、母、半泣き。

長男は、飲み会にでも参加していたのだろか。女の子や男の子の嬌声が聞こえる。そんな中、電話に付き合わせてしまい、申し訳ない。

長男は、「彼なりに考えているんだから、今から何か言っても意味ないよ」と、言う。

さらに続けて、長男は、こうも言ってくれた。

お母さんが気をつけるべきは、不機嫌な顔で出迎えたり、送り出さないこと

しごく、的確な指示をしてくれた。

(塾のある)お茶の水にいるんだから、帰ってこないことを今さら嘆いても、親は何もできない。仕方ががないので、安定剤を飲んで眠ることにした。

今朝も、結局、起きてきたのは、6時15分。「起こしてから」「起きてくる」までの15分が、どれだけ長いか。。。。たかが15分、されど15分。

ようやく次男が起き出して、お風呂は15分で出てきて食事も食べ終わった6時半。7時に出ると言っていたけれど、出る気配がないので、「出る時声をかけてね」と言って、パソコンの戻ってきた、なう。

午後7時。次男が出かける気配がしたので階下に降りてみたら、出かける感じだった。

玄関までお見送りをし、バイバイ・パッチン用の手を出してみたら、タッチしてくれた。(三男にもバイバイ・パッチン用の手を差し出したら、パッチンしてくれた)

楽しんできてね~! といったら、二人とも、「おぅ」と言っていた。

うん、ここまで来たら、人生に滅多にない日なので楽しんで欲しい。

二人を無事に、共通テストに送り出りだせて、ものすごくホッとする。

朝風呂に入って、これから少し横になろうかな。

東大不合格について

あらためて、ブログを読み返してみて、「東大を目指していたっけな」と思いました。

次男は、高3秋の最終模試で東大A判定。

塾からも学校からも、東大ガチ勢とされていたのに不合格。期待して下さっていた周囲の方に申し訳ない気持ちがありました。もちろん、私も当初はショックでした。

けれども、彼は慶応で花開いている感じがします。コチラ。

受験は、ご縁のある学校に合格する。これは、3人の息子たちの合計6回の受験で私が学んだことです。