2023.10.17
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三男が、一橋大学の体育会アメフト部に入ったことは、以前、ご紹介したと思う。
運動と無縁の母にとっては、体育会系の部活に息子が入るって、晴天の霹靂に近い驚きがありました。
でも、「びっくりしている保護者」というのは、私だけではないみたい。
むしろ、「アメフト部として、そんな保護者をケアします」といった姿勢で、ホテルの一室を借り「保護者と部員との懇親会」が、催された。
そこでお話しを伺ったり、何より! 他の保護者と一緒に試合会場に足を運び、試合観戦と応援をすることで、「なるほど、こういう感じなんだ」と、腑に落ちてきた感じ。
だが、しかし。
そんな懇親会や試合見学の前に、我が息子は怪我をしてしまった。
タイトルの通り、前十字靭帯を損傷してしまったのだ・・。
同期の一年生部員がクリムゾンのユニフォームを着てフィールドに立っている中、三男は松葉杖をついて、観客席にいた。
私だったら、落ち込んでしまう局面だと思う。
この局面で、弱音一つ、愚痴すら一切言わない三男のことは、尊敬している。
怪我をしたのは、8月末。
大学病院の手術室というのは混んでいるらしく、「なるはや」で手術の予約がとれたのが、本日でして。
昨日は、午後6時から、手術説明を受けてきました。
今の病院は、「こんなリスクがあります」というリスクを、全て事前に説明するんだろうね・・・。
15個くらいのリスク説明を受けて、もう、それだけで不安はMAX。
病院は駅からは遠く、大学病院と言えども、夕方になると患者さんはおらず。
不安な気持ちを抱えて、人の気配が全くないエリアを、一人で帰ってくるのは、なかなかに心細かった。
病院に一人取り残された三男も、心細かったりするのだろうか・・・。
前十字靭帯を一度切ってしまうと、再発する可能性は、20%強だという。
つまり、4~5人に一人が、再び、切ってしまうそうだ。
今回の怪我だけでも、実際にアメフトができるようになるまでは、全治1年だという。
大学が4年間しかない中で、一年部活ができないというのは、大きいと思う。
再発の可能性も高い。
こう書くだけで、私としては暗澹たる気持ちになる。
留学するとか、アルバイトをするとか、他のサークルに入るとか。
「1年アメフトができないのであれば、クリムゾンに固執せずとも、よかろうに・・・」と思い、本人にも伝えてみた。
それでも彼は、部活を辞めないそうだ。
それは、きっと部活の仲間の存在が大きいんだと思う。
前述の、「保護者と部員の懇親会」で、「自分もクリムゾンでした。息子も入りました」という保護者がいらして、こんなことを言っていた。
クリムゾンのメンバーは、「アメフトが好き」というよりも、クリムゾンが好きなんです。クリムゾンに惚れているんですよ、みんな、と。
その保護者は、現在、九州に住んでいらっしゃるそうだ。
「今日は、久しぶりに上京したんで、息子がクリムゾンに入ったことを、同期がお祝いしてくれるんです」と、言っていた。
長い人生を付き合う仲間、そして趣味を作るという視点で考えれば、「大学1年間、部活ができない」ということも、大した話ではないのかもな~。
私が所属しているのは、学習院OB管弦楽団。
今なお、学生時代の部活の延長線の上で生きている母は、そんなことも思ったりもする。
何はともあれ、今日の手術の無事を祈ります!
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