2024.1.24
ドイツとフランスで事業をされている飯守篤子さんの本を書かせて頂くことになりました。取材のために、ドイツに1か月滞在します。そんな日々の覚書。
目次
昨晩は、篤子さんのお店で、フランクフルト在住の日本人方々の異業種交流会がありました。その様子をお届けします。
「外国在住のお友達」って、いますか? 私は、いません。
今、自分がドイツにいるので、全く説得力はないが、「外国に住んでいるって、すごぉい!」というレベルで、私にとって、「外国に住む」って、他人事なんです。
だから、「フランクフルトに、こんなに日本人がいるんだ!」って、ビックリした。
しかも、最初にお話しした人は、「20年来フランクフルトに住んでいるけれど、この集いに来たのは初めて!」とおっしゃっていたから、この集いにいらっしゃっていない日本人の方というのも、これまた、相当数いらっしゃるんだと思う。
飯守市場の調印式の時に、ナチュラルに日本食材を買いに来ている日本人の方をお見掛けした。
フランクフルトで生活を営んでいる日本人
そんな人は、私が想像する100倍以上は、いらっしゃるんだと思う。
そんな中で、話の中心にいる篤子さん。「シェフィン!」って、みんなに慕われている。
この会の会長は、隅田貫(すみた・かん)さん。
「どうして、このような会を開催しているんですか?」と、聞いてみると。
「現地で逞しく生きている女性のことを、駐在でドイツに来ている男たちは知らないといけない」といった趣旨のことをおっしゃっていた。
ここだけの話、私、「にっぽんのおじさん」とゆーものに、不信感が強くて。
「にっぽんのおじさん」は「マジョリティー オブ マジョリティー」であるがゆえに、変わる気があんまり、なさそう。。。。そこが、「どーしたもんか」と思う。
隅田さんは、ドイツ歴が長いせいか、当たり前ながら「海外から見た日本」という視点をお持ちで。
「これから人口減が始まる日本の在り方を考えるのに、ドイツはひとつのベンチマークになる」
そんな趣旨のことを、おっしゃっていて、とても共鳴した。
日本の人口はドイツ(8000千万人)くらいになると予測されており、その人口規模で、世界4位(日本は3位)の経済力を誇るドイツ。
そこには、どんな工夫や仕組みがあるのだろうか?
隅田さんは、ドイツの生産性の高さについての講演をされているそうなのだが、必ずぶつかるのが、「ドイツ『では』ですよね?」という反論だそう。
わかる、わかる、めちゃ、わかりみ~!!!!
私もギフテッドの取材を通じて、「海外の教育制度」の記事を書くが。
「日本の読者さんに、どうしたらストンって届くかな?」って、すごく考える。
たとえば、下記の記事は、デンマークのギフテッド教育の話なのだが、いきなり「デンマークでは」と話を始められず。
「ギフテッド支援を考える上で、なぜ今、北欧なのか?」という「前座」を私が語る必要がある。
さらに。タイトルには、「デンマーク」という単語はいれられない。「デンマークでは」なんて書こうものなら、「自分には関係ない話だ」とクリックすらしてもらえない可能性が高いから。
日本の未来を考える時、「ではの国」問題。は、わりと深刻な問題だと思っている。
篤子さん撮影です。
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