麗しき主婦道

主婦er 〜麗しき主婦道〜

葉加瀬太郎のコンサートに行く 3時間

2015.12.22

「葉加瀬太郎  のコンサートチケットとれたから、一緒に行こう。

葉加瀬太郎のコンサートのチケットって、

ファンクラブに入っていてもとれないんだから、良かったね!」

ママ友のパタちゃんにそう言われたのは、秋の始めの頃だったと思う。

 

 

パタちゃんに「葉加瀬太郎が好き」なんて一言も言ったことないし、

そもそも、好きじゃない。

 

パパイヤ鈴木とどう違うの?

くらいの認識。

 

もっと言っちゃえば、

「彼がヴァイオリン弾くからって、一緒にしないで欲しいなー!」的な

純正クラッシック畑の人間としてのプライド

が、ちょっぴり傷ついたほど。

 

 

12月に入ってから、パタちゃんから

「準備かんりょー」というタイトルのメールが届き、

下記の画像がついていた。

はかせ扇

 

 

次のメールは、「予習動画」というタイトルで、

ラスト、情熱大陸で使用↓

http://www.youtube.com/watch?v=53B3ZrhfnOA&sns=em

とだけ書いてある。

 

 

公私ともに猛烈に忙しかった私は、

「何か、盛り上がってるねー」的な、

超適当な相槌をうち、当日を迎えた 。

 

ちなみに、私の相槌の適当さぶりは

高田純次以上かもしれない。

 

それでもOK。という人だけ

私と友達でい続けて下さっている、

という自己認識です。(謙虚←違う)

 

 

コンサートに行った感想としては。

 

ごめん、パタちゃん!!!!

 

葉加瀬太郎、恰好良かった。

 

 

どれくらい恰好、良かったかというと、

コンサートの合間の休憩時間には

「コンサート会場でCD買うと、握手券が、もらえるんだよ。

でもね、握手するのに並ぶから、一応、ぴかりんの了解を得てから

CD買おうと思って」というパタちゃんに、

「ふぅーん。いいよ、待っていたあげるよ。

握手してもらえばいいじゃん、せっかくだから」と、

上から目線で言っていたのに、

コンサートが終わった時には、

葉加瀬太郎と握手したさに

私もCDを買っていたっていうね。 

 

 

情熱大陸はラストに15分やるのだが、

それに向けて、曲もコンサートの形態もクライマックスに向かっていく。

 

コンサートの休憩の時点では、明らかに、冷静でアウェイにいたはずなのに、

いつしか私も、大きなウェーブに飲ま込まれていた。

 

ラスト15分。

 

聴衆が葉加瀬太郎の弾く情熱大陸に合わせて、恍惚と扇を振りまくる。

 

私は、3階席最前列にいたので、みんなが熱狂している様子が、眼下に、よく見えた。

 

これだけの聴衆を、ヴァイオリンひとつで幸福な世界に連れていけるなんて、

何って恰好良いんだろう!!!

 

 

コンサートが終わり、興奮冷めやらないまま、

扇を袋に入れながら、パタちゃんに聞いてみた。

 

ぴ:「ねぇ、扇ってケースあるんだね」

ぱ:「うん、羽が落ちるからね」

ぴ:「ってことはさ、前に送ってくれた画像、

わざわざケースから出して撮影してくれたの?」

ぱ:「もちろん。余計な毛が落ちないように

一回、掃除機かけてあるから」。

 

 

コンサートチケット代金は、8500円。

「私が勝手に誘ったんだから、ご招待」と、

ガンとしてお金を受け取らないパタちゃん。

 

男前すぎやしないか!?