麗しき主婦道

主婦er 〜麗しき主婦道〜

母親に着地する方法 目次

2023.11.1

子どもの世界、航海マップ

現代の母親ワールドは、育児の海を羅針盤もなく航海しているようなものである。富ちゃんに協力してもらって、子どもの世界の航海図を描いてみたい。

富ちゃんとは、富岡美織・北の星東札幌保育園園長。 プロフィールは、こちら。

0歳児(誕生~11か月)

0歳児はどんな時代?

狼が育てれば狼になる未完の脳

一ケ月半 

「人と関われる子」の下地作りは、この時期から/母乳オンリー主義には、懐疑的

三ケ月 

赤ちゃんの全身と会話をする

五ケ月 

自分の体を「発見」する/口が触覚/手がもみじ状に開くようになる/

赤ちゃんに「おもちゃ」、いつから与える? 

赤ちゃんの大泣き。どうすればいい?

離乳食 

離乳食 初期 ポイントを知りたい!

七ケ月 

寝返りは何のためにするのか?/前進しようと思って後ろに下がる時期/お座りは「自分で獲得する」まで待つ/人みしりは人への愛着がある証拠

九ケ月 

真似をすることは学ぶことの第一歩/立ち上がれた時の喜び/ハイハイは歩くことよりも大事/「言葉でない言葉」を受け止める

1歳児(満1歳~1歳11か月)

一歳児はどんな時代?/「イヤ!」が出たら「私は立派な母親」と思え■こころ 自我をぶつける相手を見つけた!/人と関わることで自我は芽生える/子どもは絶対に裏切らない/「指さし」は共感を呼ぶ行為■からだ 一歳児は事故が多いお年頃/手をついて転べたら「上手に転べたね」■ことば 言葉は実体験を伴って完成する/「ワンワン」と「コップ」の違いがわかる脳に■あそび イメージ力が育つ「みたて・つもり」あそび■せいかつ 興味があるから、出す・出す・出す/「片付けなさい」はまだ理解できない/生活することを見せる/「寝ない子」の方が正しい/一歳児が野菜嫌いになるワケ

2歳児(満2歳~2歳11か月)

二歳児はどんな時代?/二歳児は「自分デ」星人■こころ 「イヤ」「ダメ」が板についてくる/やりたいこととできることが一致しない/やろうと思っている気持ちを支える■からだ いろんな体の動きを体験させる/飛び降りる動作は三歳を過ぎてから・体の動きが心の自信につながる■ことば 二歳児は言語の端境期/「わかってあげたい」と思うことが大事/これなぁに? のかわし方■あそび みたて・つもり遊びの中に大人も一緒に入る■せいかつトイレに「大器晩成」と貼る

3歳児(満3歳~3歳11か月)

三歳児はどんな時代?/三歳児のスローガンは駄々こね野郎■こころ 「オレが、オレが」を充実させる/唯我独尊が思いやりの出発点/あいつらは本気/自分の発達を勝ちとるための爆発/正統派、駄々こね認定/世の中のルールを教えつつ「いい子ちゃん」にはさせない/思春期で壁にぶつかる「いい子ちゃん」■からだ ~しながら~する/バイタリティは体で会得する/「うまくやれない自分」に出会う年齢/「今」を褒める■ことば 羅列的表現の時代■あそび 人に貸せない、あげられない時代/「もやっとした気持ち」が出るのを待つ/言わなかったらちゃんとやる■せいかつ ちゃんと食べるなんて100%ありえない/自立と依存は三歳児の永遠のテーマ/目で依存させてあげる

4歳児(満4歳~4歳11か月)

四歳児はどんな時代?/友達をくぐって自分に気がつく■ことば 人と関わる力が四歳の時にぐんと育つ/言葉を使って生き始める時代/感情の練習が許される時代/感情のやりとりの中で自分を確立する■からだ 知っている坊やは何も身についていない/ショッピングモールは遊び場ではない/無視加減も時には大事人と関わる力が四歳の時にぐんと育つ/■ことば 「わかっているの?」「聞いているの?」/四歳児は照れ屋さん■あそび ルールがある遊びが楽しい/ルールを自分で作れる人間になる■せいかつ 「今、やろうと思っていたのに」/ひとつ先、ふたつ先をアナウンス/できない約束は絶対にしない

5歳児(満5歳~5歳11か月)

五歳児はどんな時代?/頭ひとつ先の背伸びができる五歳児■こころ 「背伸び」は、個性の見極めが第一歩/視覚に訴えた後は親が愛情を持って判断/「できるようになりたい」のが五歳児/「できる」「できない」ではなくなる瞬間■からだ すみずみまで動かせる体で自由を獲得/■ことば 言葉で自分をコントロールする/ウソをついちゃったりする/叱る時は叱る■あそび 完成に近づく遊び/遊びは、生き方!/自分の母性を「発見」していく■せいかつ 学校に入って楽かな? と総点検/入学式の後からでも生活習慣は間に合う

育児ホフク前進な日々

1 アンタ、何様!?                                                                       

2 双子育児一年目                                                              

落ち込むことが次を制御する力になる/ガス抜きの技を持つ/「やりすごす」という対処法/幻想にふりまわされない/入院で非日常を手に入れる/子どもの中に自分を見る/現代の育児事情は人類始まって以来の異常事態/ヒステリーの「落としどころ」/母性は育つもの/我が子が人間になっていく/父性があるから母性が光る/初めてのお誕生日は修羅場の極致

3 双子育児二年目                                                                      

「不在」という父の存在感/夫婦でお互いに見張っておく/夜泣きの負担感は深刻な問題/安心を与えてくれる医者の言葉/その自信はどこから来るの?/親が出かけるのを察知するのが子ども/イライラする自分を受け入れる/一歳半が最初のゴール/いたずらする子はアッパレ!/アッサリと自分を認める/母が人の心に戻る時/仕事と子育てのハザマで気持ちがブレる/仕事に逃げたいんでしょ?/時には仕事にのめり込んだって/呪文をかけながら育児をする/絵は子どもからのラブレター/「親の後姿」とは何か?/ママ、絵本を読んで

4 双子育児三年目                                                                      

今の子育て事情に合った母の友達とは?/イライラの進化系/生活の中の「偶然」を生かす/結論より過程に意味がある/子どもがいるから死ねない/相変わらず虐待

エピローグ 豆をコトコト煮ている場合なのか?