月別アーカイブ: 2015年3月

子どもを起こす 3分

 

子どもを起こす

【寝ている姿は天使】

 

本日、ママ友と毒吐きのお茶会をして、

子どもは、人生修行をするための現人神(あらひとがみ)という結論に至った。

 

いやいや、ホント、子育ては修行だと思い知らされる日々。

 

そんなワタクシでも、幸せを感じる家事がある。

 

それは、子どもを起こすこと。

 

「おはよー、朝だよ」と、

フワッフワの肉まんみたいなホッペをさすってみたり、

ゆすってみたりして、子どもを起こす。

 

うちの子は、寝起きがいい。

 

この家事が楽しいのは、上記理由に他ならない。

ちょいとユスれば起きるから。

 

 

お揃いのムーミンパジャマ、来年の冬は小さくなっているに違いない。

そもそも、ムーミン柄なんて、小学校5年の男子は着てくれないだろう。

【コラム】なぜ、その家事何分かかる? なのか?

薬箱の整理 (http://hikaru-narato.com/?p=1429&preview=true)を

書いていたら、なぜ、ブログ「その家事、何分かかる?」を

始めたのかを思い出したので、書きておこう。

 

「その家事、何分かかる?」を始める前に、

4年ほど、「家事マニア(http://mom-kids.com/blog/?cat=4)」

というブログをやっていた。

 

家事マニアとは、私が日々つけていた家事日記の通称からつけたもので

今でもつけている家事日記は、7年間で12冊目になっている。

 

この家事日記は、覚え書き程度のメモなので、

それをもとに、ブログを書くことで

私にとって家事とは何か? を掴めると、思っていた。

 

 

けれども、それは甘かった。

 

 

文章化するという行為は、

しっかりとした思考の構築が必要なので、

それ自体、大変な作業。

 

さらに、家事を書き始めてみると多岐に渡っていて、

結論なんて出ない。

とてもじゃないけれど、収束なんてできないのだ。

 

けれども、一方で、こんなことにも気づいた。

収束させようと思うから、苦しくなるのだ、と。

 

 

だから、新しく始めるブログは、最初から「収束させない方向」を考えた。

 

まず、「その家事が何分かかるか?」というタイトル通り、

家事には、どんなものがあり、その家事は何分かかるのか?

というフィールドワークをひたすらする。

フィールドワークの結果をHPに蓄積していけば、

何かしらが見えてくるのではないか? と。

 

「何かしら?」として見つけたいことの筆頭のは、「目途」だ。

その家事をするのに、時間はどれくらいかかり? 内容は何をするのか?

そういったことがわかると、日常のコマ割りの中に、

イレギュラーな家事を、ハメ込めるのではないか? と。

 

それが成功している事例は、いくつか、ある。

 

たとえば、書類の整理。

以前は、「いつか時間のある時に」などと思って、

結局、時間が見つけられずに、膨大な書類の山を何度も作っては泣いていたが、

今は、「15分あれば、整理できる」といった目途を持てるようになったので、

以前のような惨状に陥ることは減ってきた。

 

今回、薬箱の整理をしてみて、

前回より薬箱の整理が劇的に楽だったことに感動した。

 

それは、薬箱の整理の手順が見えていたり、

薬箱に「バファリン」「正露丸」といった仕分けシールが貼ってあるので、

それがナビゲーションがわりになったこともあるし、

何より、「道なき道を行く」という恐怖がなくなっていたのだ。

 

「目途」さえあれば、家事に着手しやすい。

 

反対に言えば、目途のない家事は、私にとって依然として恐怖の対象である。

 

けれども、新しい家事に着手する時は、「この家事の目途を見つけよう」と思いながら

やれば、漫然とやるよりも主体的にできるようになるのではないか? とも、

このコラムを書きながら思った。

薬箱の整理 30分

薬箱アフター

【薬箱アフター】

薬箱の整理をした。

 

そもそも、薬箱の整理とは何か? を考えてみるのに

【薬箱ビフォー】の写真は重要だ。

 

こちらが、それ。

薬箱ビフォー

【薬箱ビフォー】

 

薬箱に入り切らない薬が溢れ出ている。

写真を撮り忘れてしまったのだけれど、

この「入りきらない薬」を、

「薬箱をいれている棚」にとにかく突っ込むので、

その棚が、ゴチャっとなる。

 

つまり、「薬箱をいれている棚」のゴチャっと感を

なくすには、どうしたらよいのか? が、

私にとっての「薬箱の整理」なのである。

 

 この「入りきらない薬」とは、何か?

を考えてみると、それは、処方薬。

 

薬を処方してもらって、数日で症状が治まると、薬は飲まない。

医者は、「飲み切って下さいね」と、言うけれど、

飲み切っている人って、いるのだろうか?

 

飲み切らなかった薬は、「人」と「症状別(鼻・セキ系・腹痛系・鎮痛剤)の3種」に

ジップロックにて整理する、というのが、私の理想。

こちらが、ソレ。

 

 飲み薬

 

けれども、人別・症状別に整理するというのは、「一手間」なので、

ついつい、「後でやろう」となってしまう。

 

ゆえに、ひとつ、カゴを用意した。

 

飲み薬予備の箱

【右手の白いカゴ】

 

 

ここに、未整理の処方薬をいれて、ここが満杯になったら、

処方薬だけ整理する。

それならば、薬箱の整理も大事にはなるまい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みかんへの名前つけ 3分

みかんに名前つけ

【みかんに各自の名前をつける】

 

生存競争が激しい我が家は、

みかんに各自の名前を振っている。

 

そうしないと、みかんを見つけた一番ノリの子(主に次男)が

他の子の分まで、ガーーーっと、食べてしまう。

 

今、流行りの「分かち合い」とかいう言葉は

我が家には、ない。

 

お腹一杯食べられるだけ

もっと、買ったれや!

と、思うかもしれないが、

キリがない。

 

先日、いつもは1ネット298円で売っているみかんが、

1ネット100円だった。

ゆえに、3ネット買った。

 

「今日は、やけにみかんがあるねぇ」と、次男。

「うん、1ネット100円だったから、3つ買えた」と、私。

「ひゃっほーう! それって税込!?」と、次男。

 

税込かどうか聞く小学校4年生。

面白い! ほめてつかわそう。

 

写真は、喜びの舞を踊りながら

次男が名前をつけてくれたみかん。

 

 

 

 

塾弁当 ”こなれ”始めた頃 30分

唐揚げじゃない弁当

【唐揚げ、じゃない弁当】

 

「お弁当のおかずが、唐揚げばっかりで、ヤだ!!」

と言われたのは、塾弁当を開始して1ケ月たった頃。

 

その間

4週間 X 週2回 = 8回

ずーっと、メインのおかずは唐揚げだった。

 

だって、

「毎回、絶対に唐揚げにしてね」って、

自分でそう言ったじゃん > 次男

(塾弁当こと始め http://hikaru-narato.com/archives/1284 )

 

まぁ、良かろう。

気持ちはわかる。

 

そんな訳で、唐揚げ、じゃない弁当を作成。

 

時間がなかったので、メインのシューマイは、アトレで買ってみた。

それだけで、グッと気持ちも作業も楽になる。

 

何だろう?

 

毎朝、作っている長男の弁当と違って、

双子の弁当は、彼らの期待値と注目度を担っているせいか

妙なプレッシャーがあり。

 

よくわからないけれど、どこかで緊張して作成していたようだ。

 

「お惣菜買って詰めてもいいんだ」

「冷凍食品いれてもいいんだ」

端っこの春巻きは冷凍食品を焼いたもの。

 

って、この日の弁当を作りながら思った。

 

すごく気が楽になった。

ということを、言語化して記しておこう。

 

 

に、してもだな。

 

2回ほど、「唐揚げ、じゃない弁当」を作成したところ、

次男から、「どうして唐揚げが入ってないの!!」と、抗議があった。

 

何でやねん!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

味噌を仕込む 4時間

味噌仕込み

【味噌を仕込む長男】

 

味噌の仕込みが、男達の仕事になって久しい。

いつくらいからだろうか? と、過去のブログを探してみた。

 

男たちの味噌仕事 その1 http://mom-kids.com/blog/?p=1797

男たちの味噌仕事 その2 http://mom-kids.com/blog/?p=1826

男たちの味噌仕事 その3 http://mom-kids.com/blog/?p=1849

男たちの味噌仕事 その4 http://mom-kids.com/blog/?p=1880

 

2011年には、男達で仕込みをしているので、かれこれ4年。

この間、指一本触れずに味噌が仕込まれている幸せ。

 

小学4年生の双子は、戦力にならないから、

夫と長男が、圧力鍋とフードプロセッサーを駆使して

ふたりで4時間。

 

私は上記の写真を撮った後、寝てしまったが、

夫によれば、長男は4時間ビッチリ作業に付き合ってくれたそう。

 

偉いぞ!!!

 

【コラム】 発狂の代償

発狂の代償

【ガラストップが割れた】

 

「もういい加減にして!!!」と、

母が怒鳴り散らし、勢い余ってモノに当たる。

 

我が家の日常の一コマだ。

 

が。

先日は、お高くついた。

 

ガスレンジのガラストップが割れたのだ。

 

どうやら、五徳を叩き付けたらしい。

頭に血が上っていて覚えてないけど。

 

いろいろ、ごめんなさい。

 

ガスレンジさまには、

毎日、お世話になっているのに痛い思いをさせてしまった。

 

家計からは、5万円の出費。

これをフォローするために、

どれだけの量の仕事をしなきゃだか。

 

第一、子ども達に、

モノに当たり散らしている母の姿を見せるなんて

教育上よろしくない!

 

わかっちゃ、いるのだ。

ただ、できない。

 

たった、一瞬の感情をセーブできないばっかりに、

大きな代償を支払ったこと、

ちゃんと覚えておこう。

週末ごはん 手巻き寿司セッティング 1時間

手巻き寿司

【お刺身3000円】

 

先日、ラーメン店に言ったら、お会計が5000円をオーバーしていた。

カウンターに5人並んで、ラーメンをすすり、ビールを飲んで5000円オーバー。

 

納得できない・・・。

 

5000円あったら、もっと他のことできるぞ。

 

ということで、予算5000円で自宅でご飯をセッティングしてみた。

 

まず吉祥寺アトレの魚屋さんに電話をして、お刺身を予約する。

 

私 : 予算は3000円で、我が家は男の子3人なので

量を多く 願いします。

魚屋さん : これをいれて欲しいとか、ありますか?

私 : ないです。量を多く お願いします。

 

どんだけ量、勝負なんだか。

お蔭でお魚屋さんは、私の名前を聞きそびれて

電話を切っていた。

 

次に副菜づくり。

カボチャのクリームチーズあえ、山芋の明太子あえ、

サラダ、お吸い物、ちらし寿司の素をもとに寿司めし。

ここまでで30分。

 

自転車に飛び乗り、お刺身をとりにいく。

私 : あのぉ~、量を多く とお願いしていたものですが。

 

量を多く が自分を指し示す固有名詞って、

どうなんですか?

 

買い物ついでに、アトレの中のユーハイムでケーキを買う。

P1160589

【ケーキ1000円】

 

帰り道、カルディで、こどもビールを買う。

こどもビールは1本200円もするので、2本しか買えない。

 

その心は?

 

「親が1本200円の淡麗500mlなのに!」だ。

 

上記を息子達に話したところ、

3人で仲良く2本を分け合っていた。

 

と、ここまでで買い物したのは4600円。

 

特筆すべきは、お刺身が残っていたこと。

いつもは 秒殺 なのに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

映画「みんなの学校」を見に行く 1時間30分

スゴイ記録映画を見てきた。

タイトルは、「みんなの学校」。http://minna-movie.com/

 

大阪私立大空小学校は、開校7年目のごく普通の公立小学校。

その地域に住む子どもなら、誰でも通える。

 

ただ、ちょっと違うのは特別な支援が必要な子が

全校220人中、30人を超えるということ。

それでも、特別支援教室はつくらず、

みんなが同じ教室で学ぶ。

 

なぜ、そんなことができるのか?

 

教師は(この学校の大人は)、子どもに振り回されることを

厭わない。「すごい大変だけれど、そこが面白い」と。

 

なかなか、言えない言葉だ。

 

私は、子どもと過ごす多くの時間を

「to doを消化すること」ばかりに目を奪われて過ごしている。

 

そして、当たり前だけれど、子どもは私の思った通りになど動いてくれず、

キーキーと、怒鳴りまくる毎日。

 

はぁ。。。。

 

書いているだけで、自分が残念な人間に思えてならない。

 

けれども、映画を見た後は、この「残念な気分」は絶望ではなく、

むしろ希望になった。

 

 

すぐに友達を殴ってしまう男の子。

「もう絶対に殴りません」と、反省文を書いた。

 

それを見た校長先生は、その子に向かって

最大限に褒める。

 

そして校長室に戻ってきて、独り言のように言う。

 

「こう書いた、その瞬間に、そう思ったのは、本当だ。

それが続くかどうかは別として・・」と。

 

「でも、こういう”点”を、ひとつ、ひとつ繋げていけばいいんだから」

と、自分に言い聞かせるように言う。

 

忍耐と覚悟。そんな言葉が思い浮かんだ。

 

 

人を育てる。ということは、いろんな意味で自分との戦いだ。

今は小さな枠に囚われて、相当、残念な私だけれど、

その枠を覆して、ガシガシと前に進みたくなった。

 

 映画の中には、たくさんの希望があった。

あっちを向いて歩いていけばいいんだ! という、灯のようなもの、だ。

 

 

この映画の監督は、1969年生まれ。

私と同じ年だ。

自分と同じ年の人間が、こんなに上質なコンテンツを作っていることに

驚くとともに、頼もしく思った。

彼はパンフレットの中で、こんなふうに言っている。

 

+++

この映画の「みんな」が指しているものは、

「児童と教職員と地域の人」を飛び越えた「すべての人」の事であり、

私達一人一人にとっての学校である「社会」を、

「みんなで一緒に作り上げていきませんか」という、

そんな思いを込めた作品を作り上げたので、

映画を見られる方たちも自由に何かを感じ取って欲しい

+++

 

映画を上映しているのは、渋谷の円山町にあるユーロスペース。

3/20(金)まで。

 

 

余談だが。

渋谷区円山町は、ヒジョーにアレな場所だった。

携帯に出るなり、開口一番「ヤバーい!!!」と言っているお嬢さんが歩いていた。

「あら、久しぶり! 嬉しい」という意味合いだと思う。

 

【コラム】雨の休日

P1160594

【かぞくのじかん 春号】

 

久しぶりに何の予定もない休日は、雨だった。

 

前日に「明日は、”お母さん”をお休みしますのでよろしく」と、

家族に伝えてあったので、朝食は各自で食べてもらった。

 

ゆっくり何も考えずに休むハズだったのに、

ふとんの中でゴロゴロしていると、

「薬箱の整理しなきゃなー」とか、

「アイロンかけなきゃ」とか、

そういったこと頭をもたげてくる。

 

どんだけ生活に追われているんだか。

 

これ以上、布団にいても、

サボっている感が膨らむだけなので、

朝風呂に入ることにした。

 

お風呂からあがって、ブランチがてらのホットケーキ食べて、

息子達がレゴをしている横で、

届いたばかりの、「かぞくのじかん 春号」を読む。

 

今回のテーマは、”片づけが楽になる習慣づくり”。

家を心地よく整えている家庭がいくつか紹介されていて、

そんなページを眺めているうちに、

「春だし、家の整理でもしようかな」という気分になった。

 

家事は、「日々のルーティンワーク(炊事、洗濯、掃除)」

をこなしているだけでは、

片付いていかない部分があって、

その”澱のようなもの”は、確実に溜まっていく。

 

そういうのと向き合うには、

いつもより気力も勇気も必要だ。

 

向き合うエネルギーが、少しもらえた気がした。